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なぜあなたはパートナーに甘えられないのか?夫婦の親密性を阻害する依存への恐怖。

「夫に(妻に)依存するのはよくない」

「自立していないとダメだ」

「人に頼るのは悪いことだ」

そう思ったことはないでしょうか?

もしかしたら、それは”依存に対する恐怖”かもしれません。

今回のアツの夫婦関係学ラジオでは、依存に対する恐怖と夫婦の親密性との関係性についてお話ししました。

依存することは悪いことなのか?

それとも、依存とはどういう状況を指すのか?

なぜ、ぼくらは依存という言葉にネガティブなイメージを持つのでしょうか?

この記事では簡単なまとめを書いています。ポッドキャストも合わせて聴いていただけると、より理解が深まるかと思います。

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「夫婦・カップルのためのアサーション」では、「依存=弱さの証」と認識していると、自分がパートナーに依存することが怖くなったり、パートナーの「助けて欲しい」という気持ちが理解できなくなると書かれています。

お互いに相手に頼れなくなるというわけですね。

でも、「依存」ってなんだか悪いイメージがありますよね。

自分のことを一切やらず、相手に甘え倒すような表現として使われることが多いです。

適切な依存って一体なんのことでしょうか?

本書ではこう説明されています。

夫婦における親密さとは、お互いにパートナーを必要とし支え合うことです。それは、健康な甘えや適切な依存と言い換えることもできます。

「夫婦・カップルのためのアサーション」

「お互いに必要とし、支え合うこと」、それが依存と呼ばれるものなら、悪いことじゃないですよね。

言葉の解釈の違いもあって、お互いにうまく頼ることができない夫婦が生まれているんじゃないのかなと、ぼくは感じています。

また、生まれ育った家庭の影響も大きいですよね。

「しっかりしなさい」と育てられてきた人は、相手に甘えることが苦手です。ぼくもそうです。

20代の頃、まわりの人に助けを求めることが下手すぎてクビになったことがあります。クビになった理由はそれだけではないですが、まわりに頼れないことは大きな痛手でした。

まわりに適切なヘルプを出し、助けてもらうことが上手い人をうらやましく思っていたこともありました。

また、非常に辛い家庭環境で育った人も、周りに助けを求めることが苦手なケースが多いです。

特に幼児期に辛い思い出がある方は、助けを提供することはあっても、助けてもらう経験がないため、支え合うことが苦手なことが多いです。

ちょっと話がずれますが、幼児期のトラウマを抱えている方は、夫婦関係に向き合う前にトラウマ治療をすることを強くお勧めします。

この記事は「浮気のトラウマ」についてですが、トラウマ治療は虐待なども扱っており、どちらかというとそういったケースの方が多いそうです。

話を戻して、「適切な依存」とは「お互いに支え合うこと」という認識をベースにし、心理的にお互いに近づくことで、夫婦は親密性を構築しやすくなります。

人に頼るのは怖い。自分でなんとかしたい。

そういった恐れは、もしかしたら「依存」に対する誤った思い込みからきているのかもしれません。

ポッドキャストでは、より詳しくお話をしています。ぜひ、合わせてお聴きください。

◼️アツの夫婦関係学ラジオ(毎週月・木曜 朝5:00配信)

#479 なぜあなたはパートナーに甘えられないのか?夫婦の親密性を阻害する依存への恐怖。

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