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「時間×集中力=仕事」寝ろ。区切れ。一つに集中せい。

『脳のパフォーマンスを最大まで引き出す
               神・時間術』

樺沢紫苑/大和書房/2017年

仕事は面で見ろ。
かけた時間以上に、注いだ集中力こそ、その仕事の肝。
寝ること。区切ること。一つに集中すること。

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こんにちは。26歳で一流の経営者を目指している、あつしと申します。
今日は「アウトプット大全」の著者で有名な樺沢紫苑さんの時間術に関する構想10年、制作2年がかかった超大作『神・時間術』を拝読しました。
さっそくアウトプットしていきます。

■私事ながら大事なお知らせ:「#あつを書泉」に改名

アウトプットに入る前に、少し私事。

これまで33冊続けてきた #あつをの読了日記 を今日で改名します。
なぜならこの本、読了していないから(笑)読みたい本がこの世にあふれていて、自分の力に吸収していくにあたって、今のスピードじゃだめだと気づかされました。

本は読み切ることよりも、何を学び、どう行動したかが一番大事。
吸収するには、読むことよりもアウトプットすることが大事。
「本を買ったからには全部読まなきゃ」っていう対価絶対よこせのケチ思考は粗大ごみに捨てました。読書に対する姿勢やステージが変わった証拠だと思う。

ちなみに あつを書泉 の名前の由来はペコパです。(半分ウソ、半分ホント)「知識は水であり、独占するものではない」から。(出典:2019M1グランプリ予選より)
読書を通して人生が豊かになってきたからこそ、その恩恵は人に共有すべきです。知識やノウハウだけでなく、明日の活力が湧き出てくるようなnoteにしていけるように書いていきます。(^^)

長くなりましたが本題へ行きましょう!

▶Before:仕事は早く終わらせて自分の時間が欲しい!!!

・仕事はあくまで、仕事。自分の私生活をより豊かにしていくために、仕事を早く終わらせたい。仕事はスピート命というけれど、どう向上させたらいいのか?

▶After:集中力というアクセルを使いこなそう!

・集中力は車でいうアクセル。思い切り踏み込めば早いけど長続きはしない。高速道路なのか、一般道なのか、路地なのか?使い分けが肝心。

・数多くの本が書いていた「How」は集中力という土台に立っている。
 著者が最も伝えたいことは「仕事=時間×集中力」
 時間をかけて積み重ねるものではなく、集中力によって面積を広げていくものだ。そしてそのカギを握る「集中力」は自分にしかメンテナンスできない。

・集中力は使い方以上に回復の仕方が大事かも。
 書籍内で紹介されていたのは、「集中力は時間が経つにつれ減るものだ」という前提のもと、使い切らないことを訴えている。
 後述するが、昼寝、適度な運動、時間を区切ることは総じて減らさないためかつ減ったっときに回復させるためにある。

▶ToDo:寝る、区切る、一つのことに集中する。

すぐにできる具体的なアクションは3つ。
1.寝る。
2.時間を区切る。
3.一つのことに集中する。

1.寝る:気にすんな、眠いなら15分寝よう。
 仕事中でも、気にせず寝よう。
 12~14時の「20分昼寝休憩」は夜の1時間睡眠と等しい。ただし、30分以上は逆効果。昼寝20分が1時間と等しいからといって夜の睡眠時間は削らないこと。(上司なんてどうでもいい。)場所がないならトイレの個室で寝よう。ボケっとした状態で2時間ダラ仕事を続けるより、20分寝て1時間で終わらせることを考えようっていう勇気ある決断なんです。

2.時間を区切る:厳守することが大事。
人の集中力を3段階に分けた時の継続時間。
 ・集中度レベル3…15分(同時通訳レベル)
 ・集中度レベル2…45分(通常の仕事)
 ・集中度レベル1…90分(頭を使わない業務)
上記を意識して、朝一番にTODOリストに優先順位をつけること。

 ここで大事なことは、区切った時間を厳守すること。自分もやりがちなのは時間を区切っただけで満足しちゃって、ついオーバーしちゃうこと。時間をオーバーせずにやるコツは次の二つ。
 ①時間制限のある会議室でやる
 ②ストップウォッチで測る
決して自分の意志を強さを過信することなく、仕組みに任せるのも大事。
とにかく時間を厳守する。クオリティにはこだわらず、20点でも30点まずゴールまで行ってみることが大事。ちなみに自分はだれも聞いてなくても、仕事を終わらせる時間について自分と約束をして、ぼそぼそしゃべってます笑

3.一つのことに集中する:シングルタスクを切り替えているだけ。
人間にマルチタスクは出来ないと割り切ろう。仕事を同時並行でできる人は、同時にやっているように見えて切り替えをすさまじく行っているだけ。30分~90分電話に出られなくたって構わない。電話のあのびっくりする音から再度集中する労力はとんでもなくデカいから、「集中するぞ」と決めた時には、通知音もポップもOFFにしよう。

▶感想:一回時間を失った人にこそ響き、勇気ある人が実践し切り開く。

学生の時に読んだ時間術の本と今回このタイミングで読んだ時間術、響き方が桁違いだった。正直、時間に余裕のある学生がこの本を読んでも響かない。と、思う。

この本は一度ことごとく自分の時間を奪われた人におすすめ。
自分も一時期、日付が変わるまで会社に残って、それでも終わらず家に帰って朝4時までやる日々を一週間続けた時に、このままじゃ絶対にダメだと思い改革を始めた。

「自分の時間」を作るには相応の覚悟が必要であることは確かだけど、同時に長時間やることが当たり前になっていくのは絶対にダメ。

自分の時間の本当の大切さは奪われたときにはじめて気づくから、そんな窮地に陥ってしまったときにこそこういった本を読んで、勇気ある一歩を踏み出してください。

あつを書泉、Vol.34


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