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いいからまず一人で生きていきなさい。/『すべての女は、自由である。』

『すべての女は、自由である』

経沢香保子/ダイヤモンド社/2016年4月
#あつを書泉 #36冊目 #経沢香保子 #女性の働き方 #男性の働き方

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男性であるだけで、きっと有利に生きてきた。
それすなわち、多数派の価値観として生きてきた。
「女性」の仕事・生き方を知って、人生・価値観の幅は2倍になった。

▶︎Trigger:初の「女性の働き方」ビジネス書

これまで、女性の働き方を書いた本は読んでこなかった。
女性が書いたビジネス書は読んできたとしても。

年齢、性別、出身、宗教なんて、関係ない!
と思っていたが、それはあくまで理想論で、現実に女性がどんな生き方をして、働き方に悩んでいるか知ろうとしてこなかった

自分が経営者になった時、女性を雇う側になる。
そして結婚をするときには(するか分からないですが)、女性の働き方を理解している必要がある。そんな思いで読み始めました。

▶Before:人生のロールモデルは自分で作っていく。

「日本の女性は生きづらい」
が、少しずつ生きやすくはなっているのかも。
ただし、生きるにあったって常に「女⇔男」「母⇔子」という厳しい二項対立の中に生きているわけで、自分なりの生き方を強く、深く考え込んできた人の生きる発想や思考法のヒントが書かれているはず

仮説:
人生のロールモデルは自分で作っていくこと。
その手段として経営者があるだけ。
女性は出産、男性は昇進、そうした社会が作り上げたコンプレックスをぶち壊して少数派になること。

▶︎After:男として、できること。

一人の将来の経営者としては、
女性が自分の夢を実現することを応援する人であり続ける

一人の男としては、
パートナーとなる女性(異性が好きなので)が自分の出産をしたとしても自分の人生を精一杯生きられるような経済的・精神的な強さを身につけたい

愛は、人生で最も難しい
両親に依存して成長した人間が、いずれ就職して家を出て、経済的・精神的に独立をする。そんな人間同士が今度は互いの価値観をぶつけ合い、認め合い続ける者だから。お互いの生き方を尊重して、ぶつかり合えるような関係でいたいです。

▶︎ToDo:まずは自分の人生を目一杯生きよう。

自分、一人で生きる。

自分のこれまでの過去を振り返ると、苦しいときに女性に頼り、心の安堵を求めてしまう傾向がある。どうしても相手を傷つけたくない気持ちが先行する。それは本当の優しさではないから。

今はステージを上げようとしているタイミング。
自分にとって恋愛は優先事項ではないと再確認。

▶︎感想:あえて、一緒にいることを選ぶ。

思い出深い本になりました。
「女性は自由であるべきだ」と何となく綺麗だから使っていた自分の偽善ぶりに驚愕。恐ろしく単純にしか考えてこなかった。そもそも自分の夢だけでなく、パートナーの心をどう豊かにするかは考えてこなかったし。

ただ、だからこそ言えるのは、
お互い居なくても生きていける二人が、あえて一緒にいることを選ぶ
そんな関係を構築することが最大の幸せだ。


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