【フェブラリーS】ソダシの取捨選択

待ちに待ったフェブラリーステークスがやってくる。ダートの実力馬が海外などに散らばったが、それでも濃いメンバーが集まったと思う。G1馬だって5頭も出走する。そんな今年フェブラリーステークスのテーマはズバリ

「連覇を狙う覇王か、快速白馬か、古豪復活か」

といったところだろうか。本当に楽しみな1戦である。さて今年のフェブラリーステークスで最も注目されるのは間違いなくソダシだろう。白馬だからという理由もあるが、ただ白いだけで注目されている馬ではない。桜花賞と阪神JFを勝利した芝G1を2勝、さらに札幌記念でラヴズオンリーユーに勝利している。つまりソダシは芝の現役トップホースの一角である。そんな馬がダートに挑戦するというのだから否が応でも注目せざるを得ない。

 しかしソダシには大きな不安点がある。それはメンタル面だ。秋華賞ではゲートで歯を負傷し、レース中に出血し10着。チャンピオンズカップでは先頭でレースを進めるも最後の直線で失速し12着大敗となった。

なぜこうなったのか様々な説があるが、秋華賞でレースが嫌になったという説が個人的には腑に落ちた。問題がメンタルなのだとしたら治っているかどうか、不確定要素が多すぎる。

 そして今回様々なニュースを読み漁ったが、メンタル面が回復したとの情報は見られなかった。それもそのはず、メンタル面は治そうとして治るものではないからである。それに調教とレースは全く違う。調教ではよく走るもレースでは全くダメということもよくあることだ。よって当日のパドックや返し馬などで判定をする必要がある。ただその判定さえも無意味かもしれない不安定さがソダシにはある。ゲート内で暴れたり、レース中にやる気をなくされたらお手上げだ。白毛馬ということで過剰人気が確実視される中で、さらにこの不安定さ。正直に言ってしまうと買いづらいし、買うなら割り切りが必要だと思う。

ただ競馬ファンとしては期待せざるを得ない。それはソダシが白毛馬初の重賞初勝利、G1勝利、クラシック勝利をやってみせた前馬未踏の記録を打ち立てる馬だからである。もしもこのフェブラリーステークスを勝利したらフェブラリーステークスG1昇格後初の牝馬での勝利となる。競馬ファンとして期待するなという方が無理だ。

まとめると

・持っている能力はかなり高い

・メンタルが原因なら不確定要素が大きすぎる

・解決しているか不明

・買うなら直前まで見極める

結論

・ソダシが好き→買い

・メンタル面改善を信じる→買い

・軸としては信頼できない

・買うなら割り切りが必要

頑張れソダシ

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