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大地球体説

『チ。』

もう二度と観ることのできない、非周回性の彗星『アストラル彗星』。9月29日に太陽に最も接近し、10月12日に地球に最も接近する軌道を取ったようだ。が、まだ観れてはいない。

壮大な話だが、私たちの命が如何なる大きさか、を比較すると『全てを知る必要はない』と言われているかのように思えてくる。『誰に』と問い掛けたところで、それは私たちの中の『他』と言え、時に私たちはこの『他』に寄り添う術を持ち合わせている。

大地は球体。

空が青く、風が窓を開けたこの部屋を通り過ぎて行く。いつかこの今を懐かしく尊く思う日が来るのなら、この今を、こそが幸せなんだろう。そんな『他』。

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