![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/144653102/rectangle_large_type_2_e00d320c097f55164456766d2b64e0d7.png?width=1200)
2024年6月20日
こんにちは。
茹だる暑さを目の前に、始まるのは夏休み。屋内で過ごす、造られた環境下で思い出は創られて行く。出先でも、涼を求めて人は集まる。
旅に出る。
この間、不図、旅行っていつから一般化して来たのだろう、と思った。この国で初めて新婚旅行に行ったのが坂本龍馬と言われる。あの時代とすると、それ以前の一般的な暮らしとは、と考えた。
まず確実に徒歩。道も整備されておらず、人の行き来がほぼ無いだろうから、情報もない。生まれ出た場所が全てだから、世界は狭くも、昨日と同じような日常でもそこに営みがあった。
しかし思うのだろう。あの山の向こうには、この海の先には。龍馬と同じ時代を生きたジョン万次郎なんかは海で流され、漂流した先で助けられ、生きて帰って来た。少し違うが、そんな人もいた。
こうやって古きに思いを寄せると、今がどんな時代か、有り難く思う。浮かぶ四字熟語も、正にそれ。