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源氏と平氏と愛の物語  

高千穂で一通り話を済ませた僕は 前から気になっていた『しいば』なる
ワードの探求へ。
例の初日に行ったスナックでもらったワード。『しいば』

『しいば しいば! 良いから行ってみな』
常連さんから言われたのはこんな感じだった。
みんな酔っ払いだし こっちも酔っ払いだから『しいば』とメモを取っただけ。はて?何のことだろう?

みなさんのおすすめは だいたい神社だったから
そんな感じかと思っていたらどうやら地名のことらしい。
『椎葉』とこう書くみたい。
良いから行けとはこれ一体?まあ行くけども。笑
そこに何があるのだろう?
あまり先入観を持ちたくない僕の旅。
良いきっかけを頂きました。

ずんずんと山道を走ること小一時間。
ちょっと舐めてました。地図で見ると近いんだけどね。
何があるんだ?椎葉。
今の所めちゃくちゃ山しかないぞ。
てかね おすすめされたスポット全部が微妙に遠いんだよね。
距離はそうでもないんだけど 道がね。笑

そしてやっと着いた椎葉。

まずは神社にご挨拶 これも後に… 

結果は めちゃくちゃ良い。
これは確かにおすすめしたくなる。
めちゃくちゃ山奥なんだけど
是非みんなに知ってもらいたい。

そこには日本版ロミオとジュリエット。
LOVE & PEACEな物語がありました。

立派なお屋敷が

椎葉の素敵な物語を簡単に。
時は約800年前 
壇ノ浦で敗れた平氏の残党が追っ手を逃れてこの地にたどり着きます。
やがてこの地も源氏の総大将 源頼朝に知られることとなり
討伐を那須氏に命じました。
この地にたどり着いた討伐軍を率いる那須大八郎ですが
山奥で農作業に勤しむ平氏の変わり果てた姿を見て
討伐することはしませんでした。

そして頼朝には平氏討伐と嘘の報告を。
さらに彼らは農耕の技術を教えたり屋敷を建てたり
平氏ゆかりの厳島神社も建立したそうです。
やがて大八郎は平氏の末裔の鶴富姫と恋に落ちるのでした。

鶴富姫は大八郎の子を身籠るのですが
その時大八郎には帰還命令が。
平氏の残党を連れて帰るわけにもいかず
姫をこの地に残して帰還することに…
という源氏と平氏 愛の物語。

生まれてきた子が女子だったためその子はこの地に残り
那須姓を継いで現在まで続いているそうです。
うん。素敵。

椎葉の愛の物語 


さて今回のこの旅 
妄想が始まった山口県の角島。
何だかそのまま帰っちゃいけない気がして壇ノ浦に一泊。
そして椎葉まで来たわけなんだけど これも何かの縁かな?
僕は平氏かそれとも源氏か?
僕の姫はここにいるのか? 笑

と言うことで旅はまだまだ続きます。

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