週末散歩_Vol.13
麻布台・六本木編(2024/3/9:土曜)
1.まずは 昼食
今回は見学の時間指定(12:00~)があるので先に昼食。
目的地の麻布台近くにピンとくる食事処がなかったので隣駅の麻布十番に。いくつかの候補がある中で開店すぐに満席となる「洋食大越」。
運よく一巡目の最後の空席に潜り込み。
迷うことなく定番「ハンバーグつきスパゲッティ」を選択。
これまた洋食屋定番のステンレス皿にのったこのセットは安定の味。
850円で満足のうちに完食。
2.麻布台ヒルズに到着
麻布十番から麻布台へは狸穴坂を通りすぐ。(ほぼ登り坂続き)
途中、飯倉交差点には白井晟一さんが設計したノアビル。
休日は入口が閉まっているため外観のみ。
松涛美術館に通じるこの外観はそれだけ見ても十分に迫力のある建物。
機会があれば中にも入ってみたい。
3.オラファー・エリアソン展:相互に繫がりあう瞬間が協和する周期
11月末に予約をして以来、3か月を待ってこの機会にということで。
今回は単なる鑑賞チケットではなく、「体験付き」というもの。
期待をしつつ展示フロアー。体験とは「終わりなき研究」を使ったドローイングを行えるというもの。3つの振り子の周期を設定することで唯一無二の作品を作ることができる。幾何学的な模様になるのを想像し双曲線などある意味「らしい」作品を期待していたが、私の場合は「規則正しい渦巻」。
(サポートの方もこれは珍しいですねと)
なんとなく変にまじめなところがでるのも不思議なもの。
次に明るい展示から暗い部屋に移るとフラッシュの中で不規則な水しぶき。これこそインスタレーション。
こういう感動を味わえることが現代アートを私が辞められない理由。
鑑賞できてよかった。
<展示会場内写真>可
<気になった作品>
・瞬間の家
・終わりなき研究
4.エプソン チームラボボーダレス
もう一つここには期待の施設が。
チームラボの施設・イベントはこれで4回目。
2016年の森美術館で初めて体験してから、2022年に水戸そしてお台場。
そんな体験を約2年ぶりに麻布台で。これまでの色々な実践を積み重ねて次のステップに進んでいることを感じられる施設。
そんな中で自然と自分が好きな作品もあり、それを今回も時間を忘れて体感できたことはとてもうれしい。どんどん没入感に磨きがかかっているように感じる。
<展示会場内写真>可
<気になった作品(私が好きな作品)>
・追われるカラス、追うカラスも追われるカラス
・Walk, Walk, Walk
・マイクロコスモス
・The Way of the Sea in the Crystal World
・Light Sculpture
5.麻布台ヒルズを散策
麻布台ヒルズにはパブリックアートあり散策。奈良美智、オラファー・エリアソン、曽根裕など一度は目にする作家の作品が並ぶ。低層部デザインはトーマス・ヘザウィックで、昨年東京シティビューのヘザウィック・スタジオ展での模型として見ていたものが現実のものになり目の当たりにできることも楽しい。
6.フジフイルム スクエア光の魔術師 緑川洋一「瀬戸内のメルヘン」
少し足の延ばし、六本木の富士フィルム1階のフジフイルム スクエアに。
光の魔術師 緑川洋一「瀬戸内のメルヘン」と題した写真展を見学。
以前から知っていたわけではないが絵画のような作品に惹かれ見学。
今回の展示会のポスターにもなっている「過ぎ去った航灯」やまるで影絵のような「十五夜」など一度見たら忘れないような写真がいくつもあった。
写真の世界も奥が深い。
<展示会場内写真>不可
<気になった作品>
・過ぎ去った航灯
・十五夜
7.マティス 自由なフォルム
せっかく六本木まで来たなら国立新美術館にも。土曜は閉館時間も延長されており慌てず見学できる。今はマティスと企画展の2つが開催中。
マティスは昨年5月の上野での展覧会以来。ヴァンス礼拝堂の部屋、いつもの切り絵というようりはブルーヌードを軸とした青のイメージなどテーマを絞った展示方法には工夫が感じられる。
<展示会場内写真>前半は不可、後半のみ可
<気になった作品>
・花と果実
・ブルー・ヌードⅣ
8.遠距離現在 Universal / Remote
コロナ以降の環境の変化をキーとした企画展。
非対面、遠隔といったワードから連想されるような孤独や冷徹な雰囲気を漂わせる感じの作品もあり、意味を考えるとぞわっと背筋がするようなものがあった。ただ、こういう企画を見るのもたまにはいいのかもしれない。
<展示会場内写真>可
<気になった作品>
・あなたが生まれてから
・幻覚
9.最後に
所要時間:約6時間半
麻布十番駅(11:00)→麻布台ヒルズ(12:00)→TOTOギャラリー・間(16:00)→国立新美術館(16:30)→六本木駅(17:30)
お疲れ様でした。
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