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映画館を安く利用する方法

こんにちは。いつでも、何をするにも、どこへ行こうと一人のATSです。

一人で気軽にできる趣味といえば映画ではないでしょうか。そんなことない、ひとりでなんていに行ったことがないという人もいるかも知れません。しかし実際に映画館へ行くと、土日であれば家族連れやカップルが目立つかもしれませんが、平日やレイトショーでは男女に関わらずひとりの人もたくさんいます。本当の映画好きは1人で行くほうが時間や作品を気にせず行けるので多いのではないでしょうか。友だちと一緒にみて、感想を語り合うことが好きな人もいるかも知れませんが、純粋に映画をみたいという私のような人はひとりのほうが自由で気楽だと思います。ひとりであれば感情のままに笑ったり、泣いたりしても気にする必要もなく心置きなく映画に集中できるというものです。

そんな私も頻繁に映画を見るためにはいかに安く見るかという点も重要になります。月に4本を一般料金で見ると7,600円(1本1,900円)もかかってしまいますが、会員割引やサービスデイを利用すれば、オトクに見ることが可能です。年に1,2回の利用であれば、通常料金でもいいかと考えられますが毎月の出費となると少しでも安く見て、その分ほかの作品を見るために使いたいと思うのも当然です。余談ですが、ケチな私は映画館の売店は利用しません。映画館にとっては大事な収入源ですが、作品に集中したいのもあり買っても飲み物程度で買わないことのほうが多いです。パンフレットも同様でコレクターではないので、よほど気に入った作品でない限り買うことはありません。

さてここからが本題で私が利用している安く見る方法をいくつか紹介します。映画館によってもサービスは異なるのでみなさんが利用される劇場のHPなども確認し、参考にしてみてください。

1,前売り券:作品を指定したチケットを公開前までに購入することで安くなるチケット。以前はコンサートなどと同様に半券を切って使用するものだったが、ここ数年でデジタル化が進みムビチケという電子チケットへ移行しました。ただムビチケでも2種類あり、これまでのように上に印字されたものと、専用webサイトで購入し引き換え番号(QRコードと数字)だけがメールで送られてくるものがあります。前売り券というシステムは日本独自のもので外国にはないそうです。売れたチケットは使用されなくとも配給会社の売上にはなるので、それも見込んで安くできるという要因もあるのかもしれません。一部のムビチケは劇場で購入することで特典がつくこともあり、ファンにはこの特典が人気となり即日完売となることもあります。ジャニーズの主演作品では主人公のビジュアルなどが使われることが多く、ファンがこぞって買い求めています。また少し前になりますが妖怪ウォッチの1作目の販売の際は社会現象も相まって、想像を超える長蛇の列が劇場にできていました。前売り券の肝は名前の通り公開前までの販売という点にありますが、どこから流れてくるのか分かりませんが、公開後は金券ショップで扱われているので、チケットを購入する直前によってみるのもありかもしれません。ただしマイナーな作品では制作されていないこともあり、すべての作品が対象にはなりません。その場合は各劇場が団体向けに販売しているチケットや招待券を購入することで代用できます。ただ店舗により取り扱っているチケットが違うので買ったはいいけど見たい作品をやっていない映画館のだったというようなことがないように注意してください。

2,サービスデイ、サービス料金:世の中に一番知れ渡っている女性割引が映画館のレディースデイではないでしょうか。このサービスも日本独自だと思いますが、アメリカでは価格設定が日本に比べ自由なので性別による割引ではなく、混雑するか否かで料金が決まることが多いようです。そもそものレディースデイの期限は分かりませんが、平日に売上の山になる日を作ろうと主婦をターゲットに始めたサービスなのではないかと個人的には思ってました。ひとむかし前の標準家庭(両親と子供2人)で母親は専業主婦もしくはパートといった人たちを対象したサービスなんだと思います。男性は平日働いているのでメンズデイを作っても同じような集客は得られないということだとも思いますが、一部でメンズデイを設定されている劇場もあるのも事実です。ただ最近ではジェンダーレスといった考えが浸透してきたこともありレディースデイをやめ、全員を対象とする劇場も増えてきました。初めての導入はイオンシネマでハッピーマンデーで月曜日を全員割引の対象としてスタートしました。シネコンが乱立した時期にいろいろな割引が登場しましたが、イオンシネマとワーナーマイカルの合併を経て、料金統一を図る中で生まれたサービスでしたが、ついに今年の7月から最大手のTOHOシネマズでも水曜日を全員割引とするサービスを開始する事になり、今後は他社の動向にも影響を与えるのではないでしょうか。そのほかで知られているものとしてはレイトショーが有名だと思います。20時以降(一部では21時以降だったことも)の上映は安くなります。夜の遅い時間に来るお客さんが少ないから始めたサービスのようにも思えますが、今となってはコンビニも24時間で営業しており、サラリーマンには会社帰りも利用できてお得なサービスと言えます。最後にファーストデイと言って毎月1日は映画館に関係なく安くなるサービスがあります。これは映画業界全体で取り組んでいる施策のようでなかでも12月1日はさらに安い金額になります。この他にも曜日別でサービスデイを設定している劇場は多くあるので、各劇場の情報をチェックしてみてください。ただし安くなれば人も増えるので混雑した映画館で見るのがイヤだというひとは時間やあえて人気のない映画館で見ることをおすすめします。

会員サービス:映画館もリピーター獲得が重要な経営戦略であることは間違いなく、ほとんどの映画館で会員サービスが導入されています。劇場によってはアプリにしているところもあり、カードの発行も必要ないところも増えてきました。どこの映画館も基本は6回みると1回無料というのが基本のサービスで、それ以外は独自の設定がされています。また鑑賞時に貯まるポイントも1回1ポイントのところもあれば、10ポイントだったり、金額に応じたポイントだったり様々です。また入会金や年会費の設定も大きく異なり、カードがクレジットカードタイプのところもあります。どこの会員サービスでも2ヶ月に1回程度(年間6本)見るのであれば加入しておいて損はしないと思います。また時々入会キャンペーンなどを実施していることもありので、無料券や割引券が追加でもらえることもあるのでぜひ検討してみてください。注意すべき点はポイントに有効期限があり、半年や1年間利用しないとポイントが失効してしまいます。少なくとも半年に1回は劇場に足を運んでほしいということの裏返しですが、日本人の8割ほどは年に1,2回しか映画館で映画を見ないという事実がそれを証明しているとも言えます。会員サービスについては各社が独自性を出しているので、比較できるといいんですがそもそも気軽に行ける距離に映画館の選択肢が複数あるというのは大都市圏に住んでいる人たちだけ、田舎に行けば県内に2,3箇所というのも珍しくないのでいつも行く劇場が同じなら入会しないという選択肢はないと思います。

株主優待:最後の手段とも言えますが、各劇場の多くは親会社が配給も行っていることもあり、株主になると優待券がもらえるところが多くあります。わかりやすいのは東宝、松竹、東映、東急といった会社でしょうか。邦画の大手はアメリカでは禁止されている製作、配給、興行というすべてを1社で抱えているので制作すれば必ず系列の映画館で上映が可能です。小さな配給会社が上映館の確保に苦労するのはこういった日本特有の事情もあります。ただこの株主になるにはそれなりの元手が必要で、最低でも数十万円の投資が必要になります。しかも損失のリスクも抱えており映画だけでは十分なリターンとは言えないかもしれません。コロナの影響で多くの会社で業績が悪化し株主優待の内容を見直す動きも出ています。株価が下がっているのであれば買い時とも言えるかもしれませんが、投資をする際は自己責任で余剰資金の範囲で行ってください。ちなみに私は東宝の株を少しだけ保有していますが、今年まではしっかり配当も出ていたので損は出ていません。ただこの状況が続くと来年の配当はあまり期待できないかもしれません。

というわけで私が利用している代表的なものを紹介してきましたが、見たい作品があれば料金に関わらず見に行くことも当然あります。映画館で見るという体験は一度のがしてしまうと二度と訪れない可能性が高いからです。DVDやオンデマンドで見ることはできますが、大きなスクリーンで見るという体験には代えがたいこともあり、映画館で見るということを優先しています。時にはハズレだったと思うこともありますが、予想外の名作に出会えたときの感動も大きく、しばらくは映画館に通うことになりそうです。

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