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2023年6月の音楽
この月は、多治見市のCAFENEU!でとても素晴らしいフリマカルチャーイベント「キャバレー河」に参加させてもらった。人生初の夫婦でのフリマ出店に、DJ(たくさん参加されたので30分だけ)。コ○ナがあけたら、世の中はもっと優しい世界になったらいいなあと思っていましたが(現実は、殺伐としてひでえことばかり)、そんなボンヤリと思い描いていた世界がそこにはありました。買うと食べると呑むだけではこうはならな
もっとみるTOKI RIVER 第11話
かざほの場合
🍃私と土岐川の思い出🍃
・朝、川沿いをランニングしようと思ってプーマのランニングシューズを買った。それで、早起きして川をランニングして仕事に行ったらずっと眠くて、朝から走らなければよかったと心から思った。次の日からはランニングに行かなくなった。
・猫に遭遇した。猫は、背の高い草の中に入って1人で遊んでいた。私が近づいて猫じゃらしみたいな草でサワサワすると、ちょっと面倒くさ
TOKI RIVER 第10話
タナカの場合
🪑橋の灯りがあたる場所に集まって輪になっていた🪑
「最近、巷で流行っているというチェアリングを土岐川でやってみたい!!」という掛け声のもと、それぞれ自慢の椅子を用意して友人たちと集まった。
持ち寄った椅子を互いに褒め合う。
ひとしきり褒めあって満足した。
せっかく流行りのチェアリングをするならばと、近所のちょっといいスーパーで買い出しをすることに。
それぞれ好きなお酒や食べ物
TOKI RIVER 第9話
アゲハの場合
🦋DJアゲハ爆誕🦋
中国から日本へ出稼ぎに来たアゲハはブラウン管の部品を作る工場で働いていました。
ところがブラウン管テレビの製造が終了することで工場も閉鎖になってしまい、職を失ってしまったアゲハは肉まんや水餃子を売りながら暮らしていました。
しかし商売は思うようにはいかず、売れ残った肉まんをこっそり川に流す日々。
ある夏の日の夜、いつものように川へ向かう途中、どこから
TOKI RIVER 第8話
たかしの場合
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土岐川の流れに身をまかせ
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7年前ぐらいに、この辺りに引っ越してきた。
いろいろとあって、その事で70%程死んだ状態でなんかどうしたら良いのかよく分からんくなりええ家見つけたし引っ越そと思って。
その頃にやっていたバンドで海外アーティストとライブが一緒になってたりしたので英語話せたら良いと思い、ちょうど近くに英会話教室
TOKI RIVER 第7話
オノダの場合
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反射ベストの軍団とクラウトロックの一団
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この土地に来て最初の夏。
私は土岐川で長い1日を過ごすことになった。
土岐川での平穏な日常
TOKI RIVER 第6話
のんの場合
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Whichever Way You Are Going,You Are Going Wrong.
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4月某日
休日。とりあえずNetflixを開く。開いたはいいものの、あーでもない、こーでもないと時間だけが過ぎ、しばらくして朝の支度を始める。もう、数えきれないほどの
TOKI RIVER 第5話
オカベの場合
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湖海文化圏人が河川文化圏に接した時に見られる違和感に関する二、三の考察
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新しい街に移るとき、大きな水辺を探してしまう。偶然のめぐりあわせか、無意識下の選択か、私の住む街にはいつだって大きな水辺が存在した。
何か浮かない気持ちになると自然と足を運ぶ。
寄せて返す波は対話のよう。青く大きな身体で受け止
TOKI RIVER 第4話
りえの場合
どうしても、やめられないこと。
覗かずにはいられない。
どうしても、どうしても、川を覗かずにはいられない。
そんな子どもじみたことを、思うけれど
土岐川を渡るたびに「覗きたい」衝動に駆られる。
水の量、透明度、水草に魚、鳥と岩
叶うなら川底をじっと見ていたい。
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とある休日
長い散歩に出かけた。
土岐川を越えて、知らない場所へ向かうために。
陶都大橋の真ん中で、いつもの
TOKI RIVER 第3話
カトーの場合
「ねぇ、バードウォッチング行かん?」
放課後、ランドセルに教科書を突っ込んでいると突然声をかけられた。
彼とはあまり話したことがなかった。
気づくと「いいよ」と答えてしまっていた。
正直、バードウォッチングが何かはよく知らなかった。
彼に聞いても詳細は秘密だそうだ。
それでも聞きなれないカタカナは
大冒険でも始まりそうな気がした。
着いたのは河川敷。
彼は『野鳥観察
TOKI RIVER 第2話
ちえの場合
この町に来たばかりの頃、シェアハウスで暮らしていた。あの日は同居人の友人が訪ねて来ていたのだった。
出掛けてくるねと言って私がどこへ行ったのかは忘れてしまったけど、夕方の風が気持ちよくて自転車から降りて橋を渡っていたら、ふと河原で踊り狂う人の姿が目に付いた。
あれ、さっき家に来た同居人の友達だ。
夕陽に反射した二人の笑顔が神々しくて、なんだかつられて笑えてきてしまった。
TOKI RIVER 第1話
カサノの場合
「ああ、今日もいるな」
下校途中、またいつものように陶都大橋の袂の影になってる場所に、隠れるように寄り添う制服のカップル。
楽しく話をしてるわけでもなくただ2人川を見つめて寄り添っている。
もう半年くらい見てる光景。
もはや風景だな。
雨の日も、冬の日も、部活で遅くなってすっかり陽が落ちた時でもやっぱり寄り添ってそこにいた。
でもある日見かけたら男の子1人が座っていた。次の日も
プレイリストおじさん
ブラジルおじさん
オノダアツシと申します。
ブラジル音楽が好きなおじさん、略してブラジルおじさんと名乗った結果、名前がひとり歩きをして、町でお会いするとオノダという名前よりもブラジルおじさんですか?と言われることがしばしば。一緒にいる家族には申し訳なく思っています。
そもそもなんでブラジル音楽か?
20代の前半に働いていた某外資系CDショップを辞めたとき。この世の中の音楽に全てにこれから関わる