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「いいな、私も病気になりたい」
と、言われた。
本気。。。?と顔色を見るも、本心であることが窺えた。
こちとら顔色を窺ってしまうことは呪いか祝福なみに染み付いている。
嘘か本音か。
はいこれ本音。しかも嫉妬あり。
持病が見つかったので、仕事は休みがちになり、代わりの方が見つかり次第、ズバッと休むことを公表。
治療の過程でボディイメージがガラリと変わるので、戸惑われないよう、配慮もあったが。
この判断にはとある考えがあった。
持病があろうと、それぞれのペースで生きれば良いじゃないか。
持病があり休み休み働いている人の事をアレコレ言う人間がいることには、気づいていた。
「ご病気だから、仕方ないのでは?」と伝えるも、でもでもと不満を口にし、仕舞いには意地悪な行動も見てとれた。
ちょっとなあ、と思っていた。
おうおう、なんならワシにもやるんかい?
という気持ちもあった。かな。
ヒソヒソやられるだろうから、だったら先手必勝。
喧嘩と詐欺のコツは、相手が驚いているスキにたたみかけること。
サクッと持病を公にして、ズバっと休もうやないけ。
(実際、治療が始まるとキツくて。休む!と決めておいてよかった)
案の定、表記のような言葉をかけられた。
そうか、病気になりたいんじゃなくて、もっとゆっくり生きたいってことかな。(ここまで書いて、気がついた)
ミラーリング、とするならば、「休む自分を嫉妬する人」が現れたのは、もしかして私も、休みたかったのかな。とも思う。
病気のイベントを経験せずに、ゆっくり思う通りに生きる、ということができれば、何よりだけど。
自分自身も、嫉妬する人も、そうなるといいね。
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