世界のゴルフ動向 その50


1.ライダーカップ欧州チーム、選抜方法を簡素化

 来年開催されるライダーカップで、欧州チームの選抜方法がよりシンプルなものになります。
 メジャー4大会、PGAツアー、DPワールドツアーの各大会における成績をそのままライダーカップ選出ポイントとして換算するものです。
 レーストゥドバイ上位3選手と世界ランク上位3選手の枠が廃止され、試合での成績だけというわかりやすいものになりました。
 LIVゴルフはポイント対象外なため、自動的に出場するのは難しい状況となりました。

2.ウィンダム選手権でコムキャスト ビジネス・ツアートップ10が決定

 PGAツアーレギュラーシーズン最終戦のウィンダム選手権でプレーオフに進出する70選手の他に、フェデックスカップポイント上位10選手にはボーナスがそれぞれ支給されます。
 情報通信会社のコムキャストがスポンサーとなり、総額2000万ドルをトップ10の選手に割り当て、ボーナスを贈るシステムです。

 金額の配分は以下の通りです。

〇金額配分

 1位 800万ドル
 2位 400万ドル
 3位 480万ドル
 4位 440万ドル
 5位 400万ドル
 6位 340万ドル
 7位 280万ドル
 8位 240万ドル
 9位 220万ドル
10位 200万ドル

 ウィンダム選手権前のフェデックスカップ順位は以下の通りです。

〇フェデックスカップランキング

 1 スコッティ・シェフラー 5993
 2 ザンダー・シャフリー  4057
 3 ロリー・マキロイ    2545
 4 コリン・モリカワ    2456
 5 ウィンダム・クラーク  2154
 6 ルドビグ・オーベリ   2092
 7 サティス・ティーガラ  2037
 8 松山英樹        1899
 9 イム・ソンジェ     1883
10 シェーン・ローリー   1867

(※)選手の横はフェデックスカップポイント

 トップ10のうちウィンダム選手権に出場するのはイム・ソンジェとシェーン・ローリーのみ。
 現状では15位のアクシェイ・バティア(1610ポイント)が優勝して500ポイントを獲得した場合が、ランキングに大きな動きがあります。

(追記)
 ウィンダム選手権が終了し、このランキングに変動はなく上位10選手にそれぞれのボーナスが支給されました。

3.リッキー・ファウラー、プレーオフ出場ならず

 フェデックスカップ104位のリッキー・ファウラーが、プレーオフに進出できないことが判明しました。
 ウィンダム選手権のエントリーにファウラーの名前がないため、今週70位以内に入ることがこれで不可能となったためです。
 今季はトップ10に入ることが一度もなかったファウラー、昨年キャディから譲り受けたパター(オデッセイジェイルバード)がフィットしてパッティングが向上、トップ10に何度も入りロケットモーゲージクラシックではプレーオフを制し4年ぶりの美酒を浴びました。
 今年はパッティングに悩み、加えて若手が台頭し世代交代の波に飲まれる格好となり、レギュラーシーズンを終了しました。
 そんなファウラーですが、第2子(次女)が誕生しました。

 ロケットモーゲージの優勝で来年までツアーカードを保持しますが、現在でもファンに人気があり愛されているファウラー。
 来月以降のフォールシリーズで再復活の足掛かりを見つけ、活躍するところをファンや愛娘2人にアピールしたいです。

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