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世界のゴルフ動向2025 その1


1.ザンダー・シャフリー、肋骨痛で長期戦線離脱か

 昨年全米プロでメジャー初優勝を挙げたと思ったら、全英オープンにも優勝しメジャー2冠を達成したザンダー・シャフリー。
 世界ランク2位のマルチプレーヤーとしても有名です。
 開幕戦のザ・セントリーに出場し、その足で今年から始まったTGLにニューヨークGCのキャプテンとして出場しました。
 しかし前週のザ・アメリカンエクスプレスを開幕前に欠場を表明。”健康上の理由”として明かされたのみでした。
 そして今週開催のファーマーズインシュランスオープンも欠場を表明。
 シャフリーの地元・サンディエゴでの開催なのにどうしてというファンの声がある中、実は肋骨を痛めていたことが判明しました。

 肋骨を痛めたことでフルスイングができない現状であるとⅩのポストで明らかになりました。
 次週のシグネチャーイベント第2戦、AT&Tペブルビーチプロアマも現状では出場にゴーサインが出ない状況に。もしかすると、肋骨痛が和らぐまで長期離脱があり得そうです。

 それにしても今月のPGAツアーは、シェフラーが昨年末右手を負傷したことですべての試合に出場しなかったり、シャフリーの肋骨痛もあったりで世界ランクNo.1とNo.2がほとんど顔を見せなかったのが、少し波乱のシーズンを匂わせているとも考えられます。

〇シェフラー、怪我の内容を明かす

 シェフラーが年末の怪我について報告がありました。

 クリスマス休暇中に家でラビオリをつくっている際に、割れた食器の破片で右手をけがしてしまったということです。
 ただけがの回復具合に対しては慎重な姿勢のシェフラー、AT&Tペブルビーチプロアマ出場も現段階では未定です。

2.シェフラー、世界ランクNo.1在位歴代4位に

 今年はまだPGAツアーに顔を出してないシェフラーですが、世界ランクについては安泰のままです。
 最新の世界ランクが発表され、世界ランクNo.1を揺るがないものとしているシェフラー。
 No.1がこれで123週目となり、マキロイの122週を抜いて歴代4位の記録となりました。
 現代の選手層で2年半のも間No.1に君臨することは、称賛に価される記録です。

3.ジャスティン・ハスティング、ラテンアメリカアマチュアゴルフ選手権優勝

 今年のラテンアメリカアマチュアゴルフ選手権がアルゼンチンで開催され、ケイマン諸島出身の21歳であるジャスティン・ハスティング(サンディエゴ州立大4年)がトータル16アンダーで優勝しました。
 この優勝でハスティングは、今年のマスターズ、全米オープン、そして全英オープン3つのメジャーと全英アマ、全米アマ2つの主要アマチュア大会出場を決めました。
 ちなみにサンディエゴ州立大の先輩にシャフリーがいます。

4.横田真一、レジェンズツアー(欧州男子プロゴルフシニアツアー)出場権獲得

 欧州男子プロゴルフシニアツアーであるレジェンズツアー出場権をかけたQスクールがトルコで行われ、横田真一が出場選手中で1位となり、上位5選手に贈られる今年のレジェンズツアー出場権を獲得しました。
 トルコに入ってからは禁酒などを行い節制し、好結果を生みました。
 過去2度失敗したこともあり、正に”3度目の正直”です。

 これでレジェンズツアーに横田が、そしてPGAツアーチャンピオンズ(米男子プロゴルフシニアツアー)に藤田寛之が今年出場します。
 日本のシニア選手たちもこれからは、海の外で活躍するというのも選択肢に入ってきそうです。

 ちなみに横田も藤田も、同じ専修大学ゴルフ部出身です。


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