![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/150550343/rectangle_large_type_2_dabf61e46acd520489250522262f595f.png?width=1200)
PGAツアー史上最長コース、爆誕
In two weeks, Castle Pines Golf Club will become the longest course in PGA history by nearly 250 yards.
— Joe I (@TourPicks) August 9, 2024
8,130 yards ‼️ pic.twitter.com/D9omm85FFt
いよいよ2024PGAツアーは、来週からプレーオフシリーズ2試合を迎えます。
プレーオフシリーズ第2戦、BMW選手権は開催コースが毎年変わっています。メジャーやかつてPGAツアーの大会が行われたコースで行われるのが慣例です。
今年の開催コースはコロラド州デンバーにあるキャッスルパインズGC、かつて1986年から20年の間、PGAツアーのジ・インターナショナルが開催されました。
ステーブルフォード方式による初のPGAツアー大会ということもあり、積極的な攻めを見せる選手が優勝者に名を連ねています。
(グレッグ・ノーマン、フィル・ミケルソン、アーニー・エルス、デービス・ラブⅢ、ビジェイ・シン)
20年ぶりにキャッスルパインズGCで行われますが、デンバーは標高が1600mに位置する街で、気圧が低いためボールの空気抵抗が少なく、飛距離が平地より飛ぶという特徴があります(10%位伸びるそうです)。
大リーグ・ロッキーズの本拠地であるクアーズ・フィールドも、打者有利の球場として知られています。
さて今回のBMW選手権、コースセッティングが何とも”エグい”ものとなりました。
コースの全長が8130Y、Par72のセッティングで行います。
〇キャッスルパインズGCのコース詳細
・OUTコース
HOLE YARD PAR
1 662 5
2 440 4
3 477 4
4 254 3
5 491 4
6 455 4
7 207 3
8 601 5
9 495 4
OUT 4082 36
・INコース
HOLE YARD PAR
10 545 4
11 200 3
12 451 4
13 486 4
14 655 5
15 439 4
16 226 3
17 532 5
18 514 4
I N 4048 36
TTL 8130 72
これまでの最長コースは3年前の全米プロを開催した、キラワアイランドリゾート・オーシャンコース(サウスカロライナ州キラワアイランド)が最長コースでした(全長7876Y、Par72)。
8000Yを超えるコースでPGAツアーを開催するのは史上初です。
〇ジャパンゴルフツアーはすでに8000Y超えのコースで大会を開催済
実はジャパンゴルフツアーでは、全長8000Yのコースで大会を開催したことがあります。
2018年の「~全英への道~ミズノオープン」が開催された、ザ・ロイヤルGC(茨城県鉾田市)。
全長が8007YでPar72、今までより230Y伸びました。
(コース自体は8134Yまで伸ばすことが可能ですが、試合用のセッティングとされました)
翌2019年も同コースで開催されましたが、2年間のみの開催でした。
〇標高差による飛距離の差を早くつかめるかがカギに
全長が8000Yを超えるとは言え、標高が1600mで飛距離が平地の1割増しということを考えれば、平地では7500Yの感覚となると考えられるので、出場選手が”距離が長い”という感覚はほとんどないでしょう。
平地との距離の”ギャップ”を早くつかんだ選手が、好成績を収められるはずです。
スコッティ・シェフラーならば、プレーオフ第1戦のフェデックス・セントジュード選手権で、フェデックスランク1位でツアー選手権に出られることが決定したならば、ここをスキップする手も考えられます。
高地に合わせ距離感をいちいち変えなくても済むはずです。
(追記)
フェデックスカップでザンダー・シャフリーに抜かされる可能性が出てきたため、おいそれとスキップができなくなってしまいました。
高地順応を余儀なくされました。
久しぶりに日の目が当たるキャッスルパインズで、どんな熱戦が繰り広げられるか注目です。