マイク・ウィア、援軍と”悩み”
来月カナダで開催される、米国チーム対欧州を除くインターナショナルチームのゴルフ対抗戦・プレジデンツカップ。
BMW選手権終了して、自動的に6選手ずつが選ばれます。
さてインターナショナルチームに動きがありました。
キャプテンのマイク・ウィアを支える”参謀役”として、98年にインターナショナルチームが唯一カップを獲得したときの原動力、5つのマッチにすべて勝ちMVPを獲得した、パリ五輪日本男子ゴルフ競技ヘッドコーチを務めた丸山茂樹が就任することが発表されました。
ウィアとは20年前のロサンゼルスオープン(現・ジェネシスインビテーショナル)で優勝争いをした経験があり、お互いの事を知ってます。
インターナショナルチームの”エース”・松山英樹と再びタッグを組み、四半世紀ぶりにカップ奪還の原動力として期待していることでしょう。
そんなウィアですが、自国の選手達には少し”悩み”がありそうです。
BMW選手権で自動的に選ばれる6選手の中に、自国カナダの選手がいないこと。
松山を筆頭に韓国勢3人(トム・キム、イム・ソンジェ、アン・ビョンホン)とオーストラリア勢2人(ジェイソン・デイ、アダム・スコット)がこのままいけば6つの枠が決まります。
自国カナダはコーリー・コナーズが現在7位、BMW選手権の結果次第ではアンを抜けるかもしれません。
この6人が決まったとしても、キャプテン推薦で6人選ぶことは可能。コナーズを始めニック・テイラー、アダム・ハドウィン、テイラー・ペンドリス、マッケンジー・ヒューズなどタレント揃いの選手層から選ぶのも一苦労です。
パリ五輪代表争いも、全米オープンで2人の枠が入れ替わった位です。
でもウィアは、せっかく自国にこれだけの選手層がありながら、自動的に代表へ選出される6人に1人も入っていないことが苦悩の種でしょう。