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フェデックスカップフォールで知っておきたいこと

 スコッティ・シェフラーが無双状態だった2024PGAツアーのレギュラーシーズン及びプレーオフシリーズが終了し、いよいよ今日からフェデックスカップフォールシリーズが開幕します。
 今年は昨年から1試合増えて7試合となり、来シーズンに向けいろいろな思いが錯綜するシリーズです。
 フェデックスカップフォールに関することは以前の記事に投稿しましたので、読んでいただければと思います。

 さてPGAツアー公式HPでは、今年のフェデックスカップフォールに関することを挙げています。


1.来年のシグネチャーイベント序盤の2試合に出場できる選手は誰か?

 フェデックスカップフォールはレギュラーシーズン51位以下の選手が対象となり、レギュラーシーズンとフォールシリーズのポイント合計上位10選手に来年序盤のシグネチャーイベント2試合(AT&Tペブルビーチプロアマとジェネシスインビテーショナル)に出場が可能です。
 フォールシリーズ開幕前の順位は以下の通りです。

51.トム・キム
52.マッケンジー・ヒューズ
53.マーベリック・マク二ーリー
54.パトリック・ロジャース
55.ジャスティン・ローズ
56.シーマス・パワー
57.ハリス・イングリッシュ
58.ニック・テーラー
59.ジェイク・ナップ
60.ミンウ・リー

 この中ではトム・キム、ヒューズ、ローズ、テーラー、ミンウ・リーなどは何が何でもシグネチャーイベントに出場したいところでしょう。
 特にトム・キムは、セントジュードの最終日上がり3ホールで大たたきしたためにトップ50に入れず、シグネチャーイベント出場権を逃してしまいました。
 フォールシリーズの中には、スティーブ・ストリッカー以来の大会3連覇がかかるシュライダースチルドレンオープンも控えています。
 プレジデンツカップと共に得意大会を軸として、フォールシリーズで好成績を挙げ来シーズンに繋いでいきたいところです。

2.ツアーカード保持の125位攻防戦

 おそらくこれがフォールシリーズの最大注目点でしょう。
 来年フルフィールドの試合に優先的に出場できるツアーカードを保持するためには、フェデックスカップフォールランキング125位以内が必須条件です。
 今年はグレイソン・マレーが天国に旅立ってしまったことと、ティレル・ハットンがシーズン序盤でLIVゴルフに移籍したことでランキングが2人繰り上がる格好となりました。
 フォールシリーズ開幕前の順位は以下の通りです。

115.マイケル・キム
116.ジョエル・ダーメン
117.ディラン・ウー
118.ピアソン・クーディー
119.ジャコブ・ブリッジマン
120.マット・ネスミス
121.ヴィンス・ウォーレー
122.ケビン・トゥエイ
123.マッティ・シュミッド
124.ハイデン・スプリンガー
125.サム・ライダー
126.カール・ユアン
127.アレジャンドロ・トスティ
128.アレックス・スマイリー
129.ヘンリック・ノーランダー
130.グレイソン・シッグ

 ここの順位近くまたはそれ以下の選手たちは、死に物狂いの7試合になることは避けられません。

3.ビックネームの復活はあるか?

 125位以内に留まりたい思いは、ビックネーム達も同じです。
 103位のマット・クーチャーや106位のリッキー・ファウラー、そして圏外にいる143位のザック・ジョンソンや149位のウェブ・シンプソンなどがいます。
 複数年のツアーカードを持つファウラーやシンプソンは復調を、単年勝負のクーチャーやジョンソンは背水の陣で臨む7試合となりました。

4.期待の若手達

 ツアーデビューしたての若手選手や若いアマチュア勢も優勝を狙います。
 今年のPGAツアーユニバーシティランク1位で来年までのツアーカードを取得したマイケル・トルビョンセン、マスターズと全米オープンでローエストアマチュアを獲得し即プロ転向したニール・シプリー、アマチュアながらすでに出場試合で3度トップ10に入ったルーク・クラントン(フロリダ州立大学)など期待の若手達はたくさんいます。
 昨年フォールシリーズ最終戦のRSMクラシックで優勝し、今年は更なる飛躍を遂げたルドビグ・オーベリの再来もあり得ます。

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