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2024PGAツアー サンダーソンファームズ選手権


1.日程及び会場

〇日程 2024年10月3日~10月6日
〇会場 ザ・カントリークラブジャクソン(ミシシッピ州)
〇全長 7461Y(Par72)

2.結果

優勝 ケビン・ユ       -23
  (PGAツアー初優勝)

2  ボウ・ホスラー     -23
※1、2位はプレーオフ

T3 ルーカス・グラバー   -22

T3 キース・ミッチェル   -22

T5 バド・コーリー     -21

T5 アレックス・スモーリー -21

3.巡ってきたプレーオフを制し見事初優勝、台湾人選手3人目のPGAツアー優勝者に、ケビン・ユ(ユ・チュンアン、兪俊安)

 フェデックスカップフォール第2戦、サンダーソンファームズ選手権はスコアの伸ばしあいになり、初優勝を目指す選手や久しぶりに優勝を目指す選手たちが上位に名を連ねる試合となりました。
 そんな中最終組の1組前で回るケビン・ユ(ユ・チュンアン、兪俊安)が6バーディー1ボギーの5アンダー67で回りトータル23アンダーで先にホールアウト。6バーディー2ボギーの4アンダー68で回った最終組のボウ・ホスラーと並びプレーオフに入りました。
 プレーオフ1Hの18H(Par4)、ユのセカンドショットがピン奥1.5mに付けるショットで勝負の流れをつかみ、このバーディーパットも難なく決め、T・C・チン(チン・シチュウ、陳志忠)、C・T・パン(パン・チェンツェン、潘政琮)に次ぐ台湾人選手3人目のPGAツアー優勝者となりました。

〇ケビン・ユのプロフィール

 1998年生まれ、台湾出身の26歳。
 フィル・ミケルソンやジョン・ラームの母校であるアリゾナ州立大出身で、将来を嘱望された選手の一人です。
 2021年にプロ転向し、一昨年コンフェリーツアー20位でレギュラーツアーに昇格。
 昨年はフェデックスカップフォール111位でツアーカードを保持、そしてここまでに至ります。

〇一気に変わるこれから

 この優勝で2年間のツアーカードを獲得、そしてプレーヤーズ選手権、マスターズ、全米プロ、ザ・セントリーの出場権を獲得することになったユ。
 世界ランクも71位まで上昇することが判明しました。

 更にフェデックスカップフォールランキングも60位まで上昇し、これからの活躍によってはAT&Tペブルビーチプロアマとジェネシスインビテーショナルのシグネチャーイベント2試合にも出場可能に。
 C・T・パン以降新しい人材がなかなか出てこなかった台湾勢に、新たな力が加わりました。

4.リカバーしてきた最終組、でも力尽きる

〇あと一歩の初優勝を逃した、ボウ・ホスラー

 念願のPGAツアー初優勝を目指したボウ・ホスラー。
 17H(Par4)でバーディーを奪い23アンダーとしてトップに並んで迎えた18H。
 ティーショットを左に曲げ木の後ろにボールが止まり、絶体絶命のホスラーでした。
 セカンドショットをフェアウェイに戻し、残り131Yのサードショットをピン奥1mにつけるナイスリカバリーでパーセーブ。
 ユとのプレーオフに持ち込みましたが、再び18Hでティーショットを左に曲げ、セカンドショットがグリーン左手前のガードバンカーに。
 一縷の望みを託したサードショットがカップインしそうでしたが、ユがバーディーパットを決めて万事休す。
 またも初優勝はお預けとなりました。

〇”まさか”の結末、キース・ミッチェル

 終始試合を引っ張り続けてきたキース・ミッチェル。
 16H(Par4)でティーショットを左に曲げあわや川に入りそうな状況でしたが、ボールはラフに止まりセーフ。
 セカンドショットをフェアウェイに刻んで、115Y残ったサードショットを、ピン手前1mにつけるナイスリカバリーでパーセーブ。
 17Hでホスラーとユに並ばれるも、18Hはグリーン右12mに2オンし、長いバーディーパットを迎えました。
 ところがバーディーを決めたかったのか、強く打ってしまったパットはカップを過ぎ1.8mの微妙なパーパットを残してしまうことに。
 カップ左淵を狙ったパーパットはまっすぐ進み、まさかの3パット。
 2019年ホンダクラシック(現・コグニザントクラシック)以来のツアー2勝目は、またの機会となりました。

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