DPワールドツアー ISPSHANDA選手権(欧州・日本どっちが勝つかトーナメント!)
1.日程及び会場
〇日程 2024年4月25日~28日
〇会場 太平洋クラブ御殿場コース(静岡県御殿場市)
〇全長 7262Y(Par70)
2.結果
優勝 桂川有人 -17
(DPワールドツアー初優勝、ジャパンゴルフツアー2勝目)
2 セバスティアン・セーデルベリ -14
T3 木下稜介 -12
T3 イバン・カンテロ -12
T3 マルセル・シュナイダー -12
T3 クリスティアン・ベゾイデンハウト -12
T7 杉浦悠太 -11
T7 川村昌弘 -11
T7 トム・マッキビン -11
T7 トム・バイヤン -11
3.2年間の苦労が結実し今度は欧州経由で米国へ、桂川有人
3日目を終え首位と3打差に15選手がひしめく混戦状態、そして晴天に恵まれ穏やかなコースコンディションで迎えた最終日。
首位と3打差でスタートした桂川有人が、序盤からバーディー攻勢をしかけ、終盤の勝負所である14H〜16H(いずれもPar4)で3連続バーディーをはじめとする7バーディーノーボギーの7アンダー63をマークして逆転。
2年前の本大会以来のジャパンゴルフツアー2勝目、そして今年に入り日本人選手3人目、通算6人目のDPワールドツアー優勝者となりました。
〇序盤の難所をバーディー、そしてリカバリー
フロントナイン、そしてコースの最大難所である6H(Par4)。
第2打をピンに絡め、楽々とバーディーを奪ったところから桂川は流れに乗りました。
次の7H(Par3)のティーショットがバンカーに捕まるものの、ナイスなリカバリーで楽々パー。流れを切らしませんでした。
〇ピンチの後にはチャンスあり
後半も10H、12H(いずれもPar4)でバーディーを奪い、単独トップに立った13H(Par3)。
ここも7H同様ティーショットをミスしグリーンに乗らなかったものの、ここもナイスなリカバリーで楽々パー。
そして14Hの第2打が、池ギリギリのピンに絡めるセカンドショットを放ちバーディー。続く15Hもセカンドショットが少し奥にいったもののロングパットを決めてまたバーディー。
更に16Hではセカンドショットが奥のフリンジにいったものの、そこからパターで打ったのがカップに吸い込まれ、これで3連続。
同組で回った、桂川と同じ日本大学出身の後輩である杉浦悠太も、舌を巻いていました。
〇苦悩の2年間が生きた
一昨年の本大会はまだパンデミック状態ということもあり、DPワールドツアーの選手が来日できないこともあり、ジャパンゴルフツアーの単独開催で行われ、嬉しいツアー初優勝を挙げました。
そこで得た2年間のシード権を手にし、昨年コンフェリーツアーに出場するも結果を残すことはできなかったものの、全米オープンの予選会を勝ち上がり本戦に出場し、4日間完走を達成したこと。
そして一緒にツアー出場で戦った大西魁人と一緒のPGAツアーのマンデーに出場、ジョンディアクラシックの出場権をお互いに獲得したこともあり、苦悩の中にも収穫はありました。
そしてオーストラリアオープンで8位に入り徐々にではあるものの、手応えを掴んできました。
今年は日本に腰を据えて再び世界を目指すという中、トレーニングを積み重ね、飛距離アップを自信に変えて臨んだ今シーズンでいきなり成果が出た格好となりました。
〇DPワールドツアー登録はお早めに
この優勝で今季の残りと来季から2シーズンのDPワールドツアー出場権をゲットした桂川。
レーストゥドバイポイントも500ポイント加算され、有資格者を除く上位10名に与えられるPGAツアーカードも得られるチャンスが出ました。
早速とは言いたいところですが、次戦開催・中国のビザを取得していないので今週は地元・愛知で開催される歴史ある大会・中日クラウンズに出場します(名古屋ゴルフ俱楽部和合コース)。
でも早速”チーム”を編成し、欧州の戦いへ備えることを進言します。