2025シーズンのPGAツアー、日本人選手は2人以上になるか?
PGAツアーのレギュラーシーズンを終え、今週からプレーオフシリーズ3試合が始まりました。
プレーオフには松山英樹がルーキーシーズンからずっと出場しています。今年のジェネシスインビテーショナルで優勝し、2027シーズンまでのツアーカードを獲得。しばらくはまだPGAツアーでの雄姿が見られます。
レギュラーシーズン最終戦のウィンダム選手権で自己最高の3位に入り、フェデックスカップランキングを83位までさせ、来季のツアーカード保持をほぼ確定させた久常涼。
この2人が来年もPGAツアーで見られることは、日本のファンを安堵させたことでしょう。
ツアーカードを手に入れるには、コンフェリーツアーとDPワールドツアーからの方法もあります。
そこで現在この2つのツアーで戦っている日本人選手にスポットを当ててみました。
1.コンフェリーツアー
コンフェリーツアーからは、年間のポイント獲得上位30選手に来年のツアーカードが与えられます。
今年の6月、UNCヘルス選手権で今田竜二に次ぐコンフェリーツアー日本人選手2人目の優勝を挙げた大西魁人。
南カリフォルニア大出身で日本でも1勝を挙げた選手です。
昨年からコンフェリーツアーに出場、最初のうちは実力を発揮できませんでしたが、それが報われた格好になりました。
これでツアーカード獲得の道が広がったと思われましたが、ここ最近は思ったような成績が残せず、最新のポイントランクでは25位です。
ツアー終盤戦のポイントは高い配分に設定されているため、立ち往生していては30位圏外になるかもしれません。
もうひと踏ん張りが必要です。
2.DPワールドツアー
昨年”久常ルート”で馴染みになったことでしょう。
すでにPGAツアーカードを保持している選手を除く、レーストゥドバイ上位10選手に来年のツアーカードが与えられます。
現在星野陸也が3位につけ、来年のツアーカード獲得が近い位置に付けています。
昨年の10位だった久常が1964ポイントであったため、安定した成績を残し続ければ大丈夫でしょう。
現在17位の中島啓太は、星野より好成績を収め続ける必要があります。
もうすぐ始まるセカンドステージ”バック9”において、できれば1勝を挙げれば自身が描いている夢に近づくことができます。
桂川有人はトップ20圏外のため、中島より更に好成績を求めたいところですが、現状はDPワールドツアーの雰囲気に慣れることを先決に、PGAツアー参戦は来季以降とする考えもあります。
3.ランクに入るだけでなく、できれば上位に
コンフェリーツアー、DPワールドツアーでもただランクに入ればいいというものでもありません。
PGAツアーの出場順位が、まず今季のPGAツアーカードを得た選手(125名)、次にDPワールドツアーからの昇格選手(10名)、そしてコンフェリーツアーからの昇格選手(30名)となっています。
そして各ツアーのランクがそのまま出場ランクにつながるので、ただ該当したからといって満足してはいけません。
順位に関しシビアになってゆく戦いが、これから熾烈を極めます。
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