【気づき】お金がない人ほどお金を使う理由
最近気づいたことがある。
勤め人を辞め、家業を継いでから、なんとなくコンビニでものを取ってしまうことが減った。
勤め人のころは、帰宅の途中のコンビニで、特におなかが減っているわけでもないのに、お菓子やアイスを買って帰ることがあった。
理由はストレス発散である。
仕事による疲れ、ストレスからそのようなお金の使い方をしていたのだ。
そのストレスの中には、仕事の内容や人間関係もあるが、仕事によって手取りがそれほど多くない&将来的な自分の資金計画をどうしていこうかという問題が頭の中にあったこともある。
つまり、仕事云々もあるが、「金がない」ことも一つの原因となり、コンビニで散財する状態になっていたのだ。
一方、家業に戻ってからは、基本的には散財をすることはなくなった。
今では、ストレス発散のためではなく、何かしら自分が買おうと明確に思ったものだけを買うことができている。
その理由としては、下記の2つがあると思っている。
①資金の余裕がある
一つにはお金の心配がなくなったことがある。
別に今ものすごい潤沢に給与をもらっているわけではないのだが、会社経営者は自分の給与を自分で決められるので、会社経営をきちんとやっていけばいいという指針ができ、余計な心配をしなくなったという意味である。
覚悟が決まった、と言い換えてもいいだろう。
やるべきことをやればお金には困らない、逆にお金が欲しいならやるべきことをやるだけだ、というシンプルな状況に身を置けていることから、自分の給与に関してはノンストレスな状態ができている。
②時間の余裕がある
基本的にはルーティーン的に時間拘束をされることがないので、自分の時間が取れない、というストレスがなくなった。
勤め人時代はやっぱり朝から夜まで会社にいないといけない、という状態なので、それだけでかなり自分の時間は少なくなる。
特に自営になると体力的に休みたいときに休めるというのは大きい。
やっぱり体調管理のためには、ちょっと体調を崩しかけたときに休めるかというのが肝だと思うのだが、勤めているとなかなか自分の都合で休みにするというのはやりにくい。
今は会社のためにも、自分の体調は何より大事だと考えているので、体調が悪いときは基本的に無理をしないようにしている。
それができるのも、時間に余裕を持つことができているからだ。
よって、今は自分の時間がない、休みたいときに休めない、という2点のストレスからは解放されている状態である。
上記のような理由で、現在はストレス発散のための散財をしなくなった自分だが、過去の自分を顧みるに、お金がなければないほどお金を使ってしまう、というそもそもの構造が社会に存在しているのではないか、という仮説にたどり着いた。
いくつかそういった例を挙げてみたい。
〇ストレス発散の散財
これは自分の例で挙げたとおりである。
時間がない、お金がないことからストレスが溜まる⇒ストレス発散のためにお金を使う⇒さらにお金がなくなりストレスが増える、自己肯定感が下がる⇒ストレス発散のためにさらに散財する
こういった負のスパイラルに入ってしまう。
本来はお金がないからこそ、お金を増やしていくアクションを取るべきなのに、そのお金がないというストレスでさらに消費に走ってしまう。
こういった人はたくさんいるのではないだろうか。
〇様々な保険
保険なんかもそうだ。
保険というのはもしもの時に入るものだが、もし資金が潤沢にある人は、もしもの時に保険会社に払ってもらう必要などない。自分で払えばよいのだ。(ここでは死亡保険などではなく、車両保険やがん保険など、もう少し小さい金額の保険を想定)
では、お金がない人は保険に入るべきかというと、そもそもお金がないのに保険料を払うことが合理的なのかという話が今度は出てくる。
しかし、お金がないからこそ、何かあったときには自分で払えないと思い、念のため保険に入っておこう、という思考回路の人が多いのではないだろうか。
したがって、ここでもお金がある者はお金を使う必要がなく、お金がない者はお金を払わなければならないという構図が発生している。
形は違えど、根本的なことはコンビニでストレス発散することと同じ構図である。
そもそもストレスが溜まらなければコンビニで散財する必要がない。
しかし、ストレスはお金がないほど溜まりやすくなる。
したがって、お金がない人ほどコンビニでお金を使うという構図である。
つまり、世の中はお金がある人ほどお金が貯まっていくし、余裕がある人ほど余裕が増えていく。
正と負、どちらのスパイラルに乗るかによって結果は全く異なっていくのだ。
「ザ・シークレット」の中に、富とは考え方であるという一節があった。
本当にそうだなと思う。
自分にはお金が充分にある、と思う人は、本当に充分なお金を持つようになる。
自分には充分な時間がある、と思う人には、本当に充分な時間を持つようになる。
自分は幸せだと思っている人は本当に幸せになっていく。
そう思いこめれば、行動が勝手に伴ってきて、勝手に結果がついてくる。
しかし多くの人は思いこむことができずに、ただただ今の現実を”自然に”捉えているから状況が一向に変わらない。
自分にはお金がないからお金がない。
自分には時間がないから時間がない。
自分は幸せじゃないから幸せじゃない。
でも、まず考え方を変えないと現実は変わらない。
もし考え方を変えられたら、上記の例でいえば、それだけでコンビニでストレス発散する必要もなくなるし、心の不安を埋めるように余計な保険に入る必要もなくなる。
ほら、それだけでもう自分のポケットから出ていくお金が少なくなっている。
富とは考え方なのである。
ってそれ過去のお前はできてたんかい!って話だよね。
それをできていなかったから、コンビニで散財してたと。
まあ、あれがあって今があるということで(笑)
誰かの参考になれば幸いです。