【社会保険料】いよいよ潮目が変わってきた
いよいよ本格的な社会の変化を感じる。
タイトルの通り、社会保険料に関して、少子高齢化の中で現役世代の負担が大きくなるのはしょうがないという風潮がいよいよ変わってきた。
2024年9月2日、首相に立候補を表明している河野氏が、現役世代の社会保険料の軽減の意向を表明。
やっとだよ。
社会保険料は建前上税金ではないことから、なぜか所得税やら消費税やらより議題に上がらなかった印象がある。
でも、給与所得のあるサラリーマンたちからすれば一番影響があるのはぶっちぎりで社会保険料だ。
それなのに誰もこれまでは触れてこなかった。みんな逃げてきた。
その結果、増加する高齢者に比例して、現役世代の負担する社会保険料は増え続け、給与の額面に対する手取りは減少を続けてきた。
この問題をどうにかしていかないと活力のある社会は戻ってこない。
社会保険料が軽減されれば、会社は給与の額面を増やすことができる。
なぜなら、社会保険料の会社負担分も減るので、その分を給与に転嫁することができるからだ。
労働者からしても、①給与の額面が増える②額面に対する源泉徴収分も減る、という2点で、手取り増加にはダブルの効果が出てくるのでものすごく大きいのだ。
とはいえ、本質的問題は肥大を続ける医療費にあるので、社会保険料の軽減は枝葉の話でしかなく、ゆくゆくは高齢者の医療費自己負担割合の見直しやや高額療養費制度の見直しをせざるを得ないだろう。
こちらは幸福実現党のツイート。
この政党を支持しているわけではないが、ツイートは至極まっとうなものばかり。本当は今の野党にとってほしいスタンスをこの政党がとっている。
それでも、こうやって表立って社会保険料の問題をテーブルに挙げて議論できるようになったことが大きな前進なのである。
ちなみに同じく首相に立候補している小林氏も社会保険料の軽減を表明しているようだ。
こっから20年くらいが日本はしんどい時期。耐えどころ。
支え手(現役世代)が減り続け、支えられる側(高齢者)が増え続ける。
2040年代後半になれば、全年齢層が減り続けるから、そこからは全体がコンパクトになっていく社会にしていけばいい。
こっから20年が日本は一番大変で、逆の見方をすると、変化しなければならないという意味では一番面白い時代を迎えます。
そんな時代に生まれて会社を経営できることに感謝。
時代の流れや制度の変化を直に感じられる立場だから。
こっから面白くなるぞー!
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