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他人の見た目や体型に触れることについて

会った時痩せた?太った?など体型に言及するのが好きな日本人。

それを言う人の心理状態としては、自分が気付いたことを指摘してあげたほうが相手が喜ぶだろうと思っているからそれを言うんだろうと思う。

僕はやせ型なので、よく「やせた?」だの「ちゃんと食べてる?」だの物心ついた時からよく言われているのだが、体型のことを言われて嬉しいと思ったことは今までたったの一度もない。

相手は褒めてるつもりで言ってることがあることもよくわかってるんだけどね。

この「相手の見た目に関して思ったこと」をすぐ言葉にしたがるのは、全世界共通の人間の性質なのかなと最近まで思っていた。

でもどうやら違うらしい。

ハヤカワ五味さんのpodcastで、フランス在住の人がフランスでのコミュニケーションについて話しているのを聴いた。

どうやら、フランスでは、相手の見た目などに触れないというのがマナーのようで、髪型などを変えても誰も触れてこないそうだ。

では、一切そういった話をしないのかというとそうではなく、自分から話し始めたら相手もそれに乗っかってくるということらしい。

このpodcastでは実例として、この移住した方が髪色を変えても職場の人が誰も触れてこなかったと言っている。

日本ではあり得るだろうか?

僕の生きてきた世界では、髪色変えようものなら、触れない方が失礼くらいの勢いで、ほぼ全員話題にしてくるのではないだろうか。

僕は見た目やら体型やらについて言われるのが好きではない。

だから人のことも言わない。
自分がどう思おうが、それを言葉にして相手に伝えるということはまずしない。

これは褒める場合も実は同じなのだ。

「スタイルいい」とか、「イケメン」とか言われても別に嬉しくないのだ。

見た目に着目されているというのがもう面倒くさく感じてしまうから。

みんなはそう感じないから、見た目に言及するのが好きなんですかね?

人の体型とか、顔とか、服装とか、別にどうでもよくないですか?

他人を見て痩せすぎだの、太りすぎだの思うのであれば、自分の体型だけに関してそのフレームを当てはめて考えればいいじゃない。

人のことをジャッジする必要なんかないのにな。

僕自身はもう付き合いたくない人と付き合う必要は全くない立場なので、特に会って間もない状態で、見た目や体型に言及する人とはすぐに距離を置く。

僕だけがそう感じるならその人はそのままでいいのだろうが、実は僕のように感じる人ってそれなりにいるんじゃないか?と思っている。

自分の見た目や体型について触れられるのが苦手な人。

これまでもちょくちょくこの話はしているが、人生の本質は何をやるかより何をやらないかに現れる気がしている。

ここでいうと人に何を言うかより、何を言わないか。

こっちのほうがよっぽど大事なんじゃないかなと思う。

でも、何を言うか、ばかり考えている人には、何を言うべきでないか、があまり見えていないのだろうなと思う。

どんな加点も台無しにする減点というのはある。

例えば、どんなに仕事ができても、口が軽い人とは、僕は仕事はしない。

つまり、仕事ができるという加点を、口が軽いという減点は大いに上回るのだ。

見た目や体型について触れる人についても同じことが言えるのではないか。

あなたはそれに触れることによって何かを失ってないですか?と問いたいね。

無自覚にチャンスや機会を失っているのならそれはもったいないぞって。

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