アトツギが紡ぐ自立型組織の可能性
少しずつ肌寒くなってきており、夜にはエアコンをつけずに過ごすことができるようになってきましたが、皆さんいかがお過ごしでしょうか。今月もアトツギファースト事務局が気になったアトツギ記事をご紹介します。
”中小企業型ティール組織”という新しい未来への挑戦
側島製罐の石川さんによる自己申告型報酬制度の導入という社運を賭けた挑戦を描いたnote記事です。
石川さんの強い想いと覚悟が感じられる感動的なnoteでした。自己申告型報酬制度の導入は中小企業の経営者としてはとても覚悟がいることだと思いますが、石川さんの取り組みは多くのアトツギにとって"従業員から見た自社の姿"を理解するきっかけとなるのではないでしょうか。
また自己申告型給与制度が気になる方は、アトツギ界隈でもファンの多い、木村石鹸の木村さんの取り組みも参考になると思いますのでぜひこちらもチェックしてみてはいかがでしょうか。
いかに自分たちの「コア」をアップデートし続けられるか──虎屋が18代、500年にわたって愛される理由
老舗企業のアトツギだからこその100年先を見据える圧倒的な"長期目線"は、スタートアップ起業家やサラリーマン社長だと中々持ちづらい、アトツギの最大の強みなのかもしれません。
【失敗しない事業承継】先代の企業理念は残すべき? つくり直すべき?
『理念経営2.0』の著者・佐宗邦威氏に寄せられた質問への回答をまとめられた記事です。
企業理念は残すべきか、つくり直すべきか。それぞれ会社の歴史や状況が異なるため明確な正解はないものの、組織をこれまで支えてきた先代と、事業を承継していく次世代メンバーとでは、生きてきた時代がまったく異なるため、アトツギが主導となって企業理念を再定義していくプロセスは場合によっては必要なことなのかもしれません。
本記事の事例で挙がっている小平株式会社の小平さんはアトツギファーストのメンターであり、どうようにしてミッション・ビジョンをつくっていかれたのか、noteで詳細にまとめられています。
地域企業の社長に博士号、三重大学大学院の計画とは
大人の学び直しが注目される今なお、教員側と、社会人学生の間にはギャップが生まれてしまっている大学も多い。三重大学の思い切った取り組みは、地域でイノベーションを起こせる人材を育成する仕組みとして、多くの地方大学の参考になるのかもしれない。
今月の一冊
最後はアトツギファーストで「ナレッジ開発」を担当するタイロンが選ぶ今月の一冊。
ベストセラーであるため、説明不要かと思いますが、今もなお色褪せることのない楠木さんの名著だと思います。
"時間的奥行き"のあるアトツギだからこそ響くものがあるのかもしれません。まだ読んだことのないアトツギはぜひ!!
以上、おわり!