「ある一生」 1 極楽試写会/コラムンの犬 2024年6月19日 13:30 映画『ある一生』公式サイトhttps://www.awholelife-movie.com/シンプルかつ力強い。ストーリは1900年頃のオーストリア・アルプス。孤児の少年アンドレアス・エッガーは遠い農場の親戚に預けられ過酷な生活が始まる。唯一身を案じてくれた老婆が亡くなるとそこを出て、アルプスに作られるロープウェー建設の日雇い労働者として生計を立てる。生活は苦難でも独自性を持った自分の人生、愛する娘とも結ばれる。しかし、その安らぎもひと時しか続かず、その後第二次世界大戦でソビエト戦線に送りこまれ帰還はする。時代は進み、今はアルプスのリゾート地となったかつての日雇い労働の場を前に彼にはかつての思い出がフラッシュバックのように流れる。そして人生の終末を迎える。という、確かな「ある人生の一生」を描いたシンプルかつ力強い作品。原題は「ein ganzes leben」意味は「一生」タイトルも内容も誠にもってドイツらしい!以下はあくまでも資料から(なんたって僕は誰も知らなかった)原作はローベルト・ゼーターラーの同名小説でブッカー賞最終候補にもなった作品。主役のアンドレアス・エッガーは年代ごとに3人の俳優が演じる。幼少期をイヴァン・グスタフィク、青年期をシュテファン・ゴルスキー、老齢期を性格俳優のアウグスト・ツィルナー。監督は、『ヒランクル』(03)、『アンネの日記』(16)のハンス・シュタインビッヒラー、脚本は、『マーサの幸せレシピ』(01)のウルリッヒ・リマー。2024年7月12日 公開 いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する #映画 #ある一生 1