「エンドロールのつづき」

https://movies.shochiku.co.jp/endroll/

極楽試写会、これまでに70作品観ました。
後日今年の総括は書くとして
今回はこれ。

インドの田舎で映画好きの子供、のちに映画監督として活躍する人物の実話。
カーストの身分は高いが落ちぶれてしまい
今は鉄道旅行者向け駅でにチャイを売って生計を立てている家庭に育った。
そうした環境の中で映画を愛した子供のその物語は
インド版「ニュー・シネマ・パラダイス」と言ったら端的だろう。

原題は「Last Film Show」
そうなんですよ、このタイトルに大きな意味がある。
僕はこの作品のポイントは2点あると思う。
一つは
アナログフィルムからデジタルへの変遷とそれを惜しがる気持ち(Last Film
Showなんですよ)
もう一つは
再生、希望への道と光の存在の証明(Last Film Showには次があるんでっすよ)
このあたりのことを詳しく書いてしまうと物語のキーを明かしてしまうので
ここではここまで。
ということで
「エンドロールのつづき」という邦題は
どうしてそうなったのか・・・・、まぁ、キャッチコピーでの効果を狙ったということで。

そして
この作品の本筋ではないのだが
彼の母が作る料理シーン(もちろんインドの家庭料理)、何度となくその場面があらわされるが
僕はこのシーンに含まれる愛の形を強く感じた。


2023年1月20日 公開

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