「新居浜ひかり物語 青いライオン」 4 極楽試写会/コラムンの犬 2024年10月4日 13:26 映画 新居浜ひかり物語「青いライオン」|RSK山陽放送 岡山・香川https://www.rsk.co.jp/cinema/思わず最後の方での主人公の涙と共に僕もウルっときてしまった。再現ドラマとドキュメンタリーの二段構造。自閉症として育ち画家として希な才能を開花させた主人公と家族、教師たちそして彼が作り上げた素晴らしい絵画作品とその展示会その中心には青いライオンの絵が。何故青なのかとの問いに彼は「かっこいいから、強いから」と。もうそこには凡人の僕たちには何の言葉もありません。また檀ふみと竹下景子がプロの役者として場面を締めてくれているところもポイントです。さてこの作品の紹介に関してはなんだか僕が変に書くするより当事者自身の手による資料を紹介した方が良いと思ったので。以下は資料から:@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@石村嘉成さんは愛媛県新居浜市に生まれ、育ちました。自閉症と診断されたのは2歳のとき。「人間の尊厳を保てるよう知識を身に付けさせ、社会性を育み、人から愛される子に育てたい」嘉成さんの将来を案じ、身を粉にして療育に取り組んだのが母・有希子さんでした。泣いて抵抗する嘉成さんに、それでも教えが行き届くようにと、心を鬼にして療育の手を止めることはありませんでした。そこには母の無垢の愛がありました。三歩進んで二歩下がり、二歩進んでは三歩下がり、一進一退を繰り返しながら母と子の二人三脚は続きました。しかし――療育の成果が少しずつ感じられ始めた矢先、石村家を悲劇が襲います。有希子さんが病に倒れ、40歳の若さで亡くなってしまったのです。残された嘉成さんはまだ小学5年生。療育は道半ばでした。「有希子の願いを叶えたい」療育のバトンは夫の和徳さんが引き継ぎました。やがて、嘉成さんの奥底に眠っていた絵の才能が目を覚ましたのです。RSK山陽放送が石村嘉成さんの取材をスタートさせたのは2019年。彼が25歳のときでした。それから現在に至る彼の活躍は目覚ましいものでした。画家としての成長はもちろんのこと、当初は「物静かな絵描き」の印象が強かった彼が、会場のファンとふれあうことで磨かれ、人懐っこい、気配りの行き届いた、笑顔を絶やさない、「人から愛されるアーティスト」に変貌してゆきました。そんな嘉成さんが、ある日泣きました。会場を埋め尽くしたファンから送られた万雷の拍手に、感極まったのです。感覚はあっても感情の表現は難しいとされる自閉症。ファンの熱い思いが嘉成さんの感情を閉じ込めてきた氷の塊を溶かし、解放したのです。眠っていた「青いライオン」が走り出しました@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@極楽映画大賞 美術部門ノミネート2024年11月から 順次公開 いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する #映画 #青いライオン 4