「犬と戦争 ウクライナで私が見たこと」
https://inu-sensou.jp/
戦争でも災害でも
人が遭遇する悲惨な状況
必ずそこには犬も存在する。
人間と最も親しい動物であるがゆえに、
命と同居しているといってよいだろう。
監督、製作の山田あかね
これまでに、小林聡美主演の『犬に名前をつける日』(2015/監督)や『犬部!』(2021/脚本)など数々の作品で犬や猫の命を描いてきた。
今回、戦争の地であるウクライナに目を向けた。
戦場にいる犬、そして人間を追った3年に及ぶドキュメンタリー。
そして驚愕する現実に対面する。
ウクライナでは犬を愛する国民性を持ち
野良犬でさえ、施設や市民に厚く保護されている。
犬と共に暮らすウクライナと言ってよいだろう。
多くの犬たちの保護施設が存在する。
そうした中、ロシアの進行により、運営者から取り残されたその施設に数週間閉じ込められた犬たちがいた。
500頭を超える犬たちは飢餓、飢えにより半数近くが餓死する。
この惨劇を中心にこのドキュメンタリーは進む。
こうした犬たちは
多くのボランティア団体に支えられている。
そうしたボランティアたちの中で
特に元イギリス軍の兵士で戦闘経験でPTSDで退役した人物にフォーカスする。
彼は元兵士であることでその経験値を生かして
危険な戦場現場から身を挺して多くの犬たちを救う。
彼のこうした行動の原点になったのは
かつてPTSDで生きる目的を失っていた自分を救った「犬」の存在があったからだと。
そして
彼が始めた犬による負傷兵の犬による介護セラピーの場では
現実の戦闘で負傷した兵士たちの癒された姿も映し出される。
ナレーションは俳優の東出昌大。
また書いてしまうが
犬が大好きな僕です。
が、そうでなくともこの作品は一見してほしい。
また
時を同じくしてガザの戦場を取り上げたドキュメンタリー
「ノー・アザー・ランド」
映画『ノー・アザー・ランド 故郷は他にない』公式|2025年2月21日(金)公開
https://transformer.co.jp/m/nootherland/
2025年2月21日 公開
を試写した。
こちらは
ガザ地区でパレスチナ人とユダヤ人の友人二人を追った作品だ。
こんなドキュメンタリーが続く事が無い事を切に願う。
2025年2月21日 公開