「ハイパーボリア人」 2 極楽試写会/コラムンの犬 2025年1月10日 12:06 『ハイパーボリア人』公式サイト | 2/8 (土)ロードショーhttps://www.zaziefilms.com/loshiperboreos/何じゃこれは!?いったいなんなんだ!?まずはこの言葉しか出てこない。しかし、なんだこれは!?すごい。でもこれは、すごい。いやこれは、とんでもなく凄い。これ以下でもなくこれ以上でもなく。評は以上です。では何の説明にもなってない・・・が早くも極楽映画大賞・なんじゃこれ部門ノミネート。ストーリは(仮にストーリーと言えるものがあったとしてだが)女優で臨床心理学者のアントーニア(アント)に幻聴に悩まされているというゲーム好きの患者が診察にくる。映画監督レオン&コシーニャはその幻聴の話を知り、それは実在したチリの外交官・詩人でヒトラーの信奉者でもあったミゲル・セラーノの言葉だと気づく。そしてアントを主演にしたセラーノの人生を振り返る映画の撮影を始めるがそれがいつしか謎の世界に入り込んでしまいチリの政治家ハイメ・グスマンから、チリの国家を脅威をもたらすことが記録された映画フィルムを探すよう命じられる。(この説明では何が何だかわからんでしょ!でもこうなんだから)監督はチリの監督コンビ、クリストバル・レオン&ホアキン・コシーニャコマ撮り、マペット、映像投射、実写などありとあらゆる手法がコンフュージョンにてんこ盛り。でも、それが後々考えてみるとすごい計算されていることにも気づくかと。第一作の「オオカミの家」で世界的に注目を集めた。去年この場でも紹介した。「『オオカミの家』 併映『骨』」|極楽試写会/コラムンの犬https://note.com/atoss_cinema/n/n4864bb2fefa5その時の感想も「なんじゃこりゃ?」しかなかったが長編第2作となる本作はこの「なんじゃこりゃ!?」はただものではない、と確信した。実名で登場する主演のアントーニア・ギーセン監督のレオン&コシーニャにいたっては何と!マペットで。・・・そう気が付いたのだが前作「オオカミの家」の宣伝動画にインタビュー出演しているこの監督の後ろにはこのマペットが登場している!(かなりマニアック)ナチ、ヒトラーの取り上げ方そしてチリ政治のダークな部分に対するレオン&コシーニャ監督の姿勢が前作に続き見事に表れているともいえる。そして同時上映の短編2023年製作の短編「名前のノート」はピノチェト政権下で行方の分からなくなった若者の名前をつづる。尚「ハイパーボリア」とはウィキによると神話に出てくる大陸のようだが本編には何の関係も無いようだ(たぶん)ハイパーボリア (クトゥルフ神話) - Wikipediahttps://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%8F%E3%82%A4%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%9C%E3%83%AA%E3%82%A2_(%E3%82%AF%E3%83%88%E3%82%A5%E3%83%AB%E3%83%95%E7%A5%9E%E8%A9%B1)2025年2月8日 公開 いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する #映画 #ハイパーボリア人 2