「パリのちいさなオーケストラ」 3 極楽試写会/コラムンの犬 2024年8月30日 13:53 映画『パリのちいさなオーケストラ』公式サイトhttps://parisorchemovie.com/パリ近郊の音楽院でビオラを学ぶアルジェリア系の少女ザイア市内の名門音楽院に最終学年で編入を認められる同時に世界的指揮者に師事し指揮者を目指すしかし女性指揮者は世界でわずか6%しかいないという事実。指揮の練習にも音楽院の生徒たちは協力的ではない。それではと、自分のオーケストラの組成を試みパリ市内の上流家庭出身の生徒たちと移民の多いパリ近郊の地元の友人をまとめ、垣根を超えたオーケストラを結成。主人公は音楽院、指揮のレッスン、オーケストラの創設そして障碍者施設での演奏教室。ダウン症の子供がチェロに興味を持つ、彼女たちはその子ができることを見出しチェロの演奏を教える。そして作品の大団円は彼女が組成したオケだけではなく多くの仲間が集まりラベルのボレロを。その中にはあのダウン症の子も笑顔で参加している。これこそが軽やかな身のこなしからvolar(飛ぶ)という言葉に関連があるという説のボレロなんだよ!と、ぼくは思う!また作品の宣伝コピーには人種差別、性差別、階級の不平、貧富の差 等にフォーカスした表現が主軸に見られるが僕はそう思わない。別に多様性に反するつもりはない、ただし、純粋にこの映画は移民だろうと、女性だろうと、出実がどうであろうと目指す道を信念をもって進むこと、その力強さが何おも越えられるという人間の持つすばらしさを現わしてくれているのだと。ところで「果たして指揮者は必要なのか?」僕自身常に思っていたこの問いかけに作中で世界的指揮者は答える。「ちゃんと練習をしていれば確かに不要だ。だが、指揮者がいなければオーケストラのエネルギーが分散する」これに僕の長年の疑問が晴れた。また、マエストロはこうも言う「指揮者が演奏者を信じなければ、演奏者も指揮者を信じない」と。「実話」モデルとなる「ディヴェルティメント・オーケストラ」ザイア・ジウアニが1998年にパリとセーヌ・サン・ドニの音楽院の学生や指導者と一緒に設立。現在も70人程の団員を有し、年間約40のコンサートを開催している。2024年9月20日 公開@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@@今月試写した映画:「ヒューマン・ポジション」https://position.crepuscule-films.com/2024年9月14日 公開「シサム」https://sisam-movie.jp/2024年9月13日 公開「ナミビアの砂漠」https://happinet-phantom.com/namibia-movie/#2024年9月6日 公開「本日公休」https://www.zaziefilms.com/dayoff/2024年9月20日 公開「チャイコフスキーの妻」https://mimosafilms.com/tchaikovsky/2024年9月6日 公開「ヒットマン」https://hit-man-movie.jp/2024年9月13日 公開「ジガルタンダ・ダブルX」 https://spaceboxjapan.jp/jdx/2024年9月13日 公開「ぼくが生きてる、ふたつの世界」 https://gaga.ne.jp/FutatsunoSekai/2024年9月20日「SONG OF EARTH/ソング・オブ・アース」https://www.transformer.co.jp/m/songofearth/2024年9月20日 公開「パリのちいさなオーケストラ」https://parisorchemovie.com/2024年9月20日 公開「画家ボナール ピエールとマルト」http://bpm.onlyhearts.co.jp/2024年9月20日 公開「西湖畔に生きる」https://www.moviola.jp/seikohan/2024年9月27日 公開「ジョン・ガリアーノ 世界一愚かな天才デザイナー」https://kinocinema.jp/minatomirai/movie/movie-detail/7962024年9月20日 公開 いいなと思ったら応援しよう! チップで応援する #映画 #パリのちいさなオーケストラ 3