「スーパー30 アーナンド先生の教室」

https://spaceboxjapan.jp/super30/


テーマから
マット・デイモン主演、ロビン・ウィリアムズ助演の天才数学者を描いた
僕の大好きな映画「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」
https://movies.yahoo.co.jp/movie/83888/
のようなものを想像していたのだがまったく違った・・・・・。

インドの事実に基づく物語・・・
事実とは、
1973年にインド:ビハール州で貧しい家庭に生まれた数学者アーナンド・クマール。
数論に関する論文がケンブリッジ大学で評価され、入学が許可されたものの、
渡航費用を工面することができず断念。
その後彼は2003年 に
貧しくとも優秀な子供たち30名を無料で世界的超難関校、
インド工科大学(IIT)の入試対策を指導する私塾を開く。
因みに、このIITは個々に落ちた学生が
アメリカのあのマサチューセッツ工科大学(MIT)に入る
というのは事実らしい。
そうした超難関校に毎年20人前後が合格し、
2008年、2009年、2010年、2017年には、30人全員が合格した。
このような十分内容のある題材と活躍を劇的にアレンジした作品。
もちろん
かつてのほどではないけれど、唐突に「踊り」のシーンが入ってきたり
派手なSEや効果音楽があり
(ああ、インド映画だなぁ)と。

たびたび作品の中で表される言葉に力がある。
『王の子供だけが王になれる』という考えが今も残るインド。
能力はあっても、劣等感を持つ30人の生徒たちに主役のアーナンドは語る、
「もう王の子供は王じゃない。王になるのは能力ある者だ」。
それと
映画の冒頭で
卒業生であり功績を評される若者が語る事実にも改めて、そうか!と
「インドは貧しい国?コールセンターの国?
ではあるが、
ペプシコーラ、ユニリーバ、マスターカード、ボーダフォンの
社長をグーグルで調べてみてください。
全てインド人です、そのグーグルの社長でさえも。
人材の国」と。

PS
僕、数学苦手です。。。。



2022年9月23日 公開

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