「お坊さまと鉄砲」
https://www.maxam.jp/obousama/
戦争、今だからこそ、この映画を観てほしい。
ブータンの映画といえば
なんといっても
「ブータン山の教室」
ブータン 山の教室 : 作品情報 - 映画.com
https://eiga.com/movie/93667/
これはブータン出身の監督パオ・チョニン・ドルジ初監督作品にして
第94回アカデミーでブータン映画史上初となる国際長編映画賞ノミネートを果たした。
そして本作はそのパオ・チョニン・ドルジの第二作目となる。
舞台は
2006年、国民に愛され続けた国王が退位し民主化へ進むブータンの小さな村。
だか村人は民主化、選挙自体どういうことなのか知らず変化することに戸惑う。
そうした騒ぎを懸念した村の高僧が、なぜか次の満月までに銃を用意するよう若い僧に指示する。
銃を見たことすらない若い層は山を下り銃探しに奔走
同時に偶然にアメリカから来たアンティークの銃コレクターとの思いがけない駆け引きが展開する・・・。
ともかく、なぜ高僧が若い僧へ銃を探し出すように指示したのか、
その答えはラストに心地の良い展開結末が解明してくれる。
監督・脚本のパオ・チョニン・ドルジがただものではないことを、観る皆に示してくれている。
と書いてはいるがともかく彼のデータがない。
どうにか集めてみた。
監督・脚本 パオ・チョニン・ドルジ
1983年6月23日生まれ。作家、写真家、映画監督
で
『ブータン 山の教室』の監督ということ以外に出てこない。
また役者は
若いお坊さんが主演だと思うのだが
その役を演じたのがタンディン・ワンチュックかタンディン・ワンチュック
どちらかすらわからない。
どちらも調べても「出演作品:お坊さまと鉄砲」としか出てこない。
まっいいか、それでも、と思わせてしまうんだな、この作品は。
ともかく
ヒューマニティーとユーモアに満ち
更に社会、世相風刺をこめた
第一級の作品であることは間違いない。
最後の最後に
若い僧が花園を(何故か)プロパンガスボンベを担いで歩いてゆく姿
それは花園を進むブッタの姿に見えた。
極楽試写会:外国賞ノミネート
2024年12月13日 公開
余談:
世界のマラソンに出ることをライフワークにしている僕ですが
2025年はブータン国際マラソンが3月1日開催なのでこの日は先約があり無理だが
再来年考えてみようかな。。。
更にブータンのマラソンと言えば
今年のパリ五輪。
最終日の女子マラソンで、最下位のランナーが生んだ光景が感動を呼んだ。
1位から遅れること1時間30分4秒で諦めずに完走したブータンの選手が海外メディアから称賛された。
今にも止まってしまいそうになったレース終盤には沿道の観客が次々と並走しエールをおくり
最後はゆっくりと走り、大歓声の中でフィニッシュした。記録は3時間52分59秒。自己ベスト。
じつは彼女はウルトラマラソンを専門とする26歳。