越後つついし親不知---夏の上信越旅行記
みなさんこんにちは。
今回はお盆休みを利用して長野と新潟(時々富山と群馬)を旅して来ましたのでそちらの様子をゆるりとお届けいたします。
だいぶ長くなってしまいましたが、よければお付き合いください。
1日目:長野
早朝に家を出発し、妙義山を横目にひたすら北関東自動車道を走ります。
お盆休みで首都圏の道路は大混雑でしたが北関東自動車道はスイスイ進める！
長野県に入り佐久平SAで一服。
この葡萄ジュース美味しかった！
やっぱりフルーツジュースは100%ストレート無添加が一番良い。
高速を降り絶景を見ながらドライブ。
そんなに暑くはないけど日差しがキツイ〜
さすが紫外線が一番強い都道府県。
赤道に違い沖縄よりも強いんだとか。
サングラス必須！
ちょうどお昼時なので近くにあったレストランに。
屋内は混んでいたのでテラス席にしました。
日陰はとっても涼しくて冷たい風も来ます。
最近の都心部はほんとに暑くて参っていたので外でご飯食べれるなんて最高すぎる…
長野といったら！蕎麦！！
いい香りでつるつるで無限に食べれそう笑
天ぷらも全部美味しい！
ご飯のあとはデザートと言うことで近くにあるジェラート屋さんに行きます。
めちゃうまい！
濃厚で味もしっかりしてるし食べやすい硬さと温度で一瞬で胃の中へ笑
そして！ヤギがいる！！
可愛い！！！！
うちの犬が好きだった草をあげたら喜んで食べてました笑
雑草にも味の良し悪しがあるのだろう…
お腹を満たしたところで少し観光。
本当は上田城に行こうと思ったのですが、周辺の渋滞が凄かったので予定を変更し山へ登り真田氏歴史博物館へやってきました。
ここは真田氏が上田に拠点を移す前にいた場所です。
ちょうど真田信綱・昌輝の企画展示中。
たくさん展示物はありましたが、真田信綱の首を包んだ血染めの陣羽織がインパクト大きかったです…
大阪の陣での真田の動きが詳細に記されていてとてもわかりやすい。
混雑もなく快適で、真田家の歴史をじっくり堪能できました。
天気にも恵まれ長野盆地が一望できました。
途中色んなところに六文銭が描かれている上田市の真田推しっぷり笑
山を降りて道の駅へ寄り、馬鹿(うましか)バーガーをゲット。
肉肉しくて本場のハンバーガーみたい、ジビエですが嫌な感じや臭みもなくて美味しいです！
さらに車を走らせ戸倉上山田温泉へ。
無事投宿。
硫黄臭が強烈な緑色のお湯！
体の芯まで温まり肌がつるつるになりました。
長野は蕎麦とキノコが美味しいですね！
2日目:新潟・富山
宿を出発し上信越を北上。
あっという間に新潟県に入り、道の駅あらいで休憩。
新潟の有名なヤスダヨーグルト。
頸城平野が見えてきました。
さらに進むと上越JCT、上信越自動車道を制覇です！
ここからは北陸道に入ります。
蓮台寺PAに入りアイスで一服。
長野は日差しが強くカラッとしてましたが新潟に入ると湿気を直に感じる。
サングラスや長袖など日差しを防ぐ装備から通気性の良い楽な服に着替えます笑
糸魚川を過ぎると北陸道最大の難所、親不知・子不知に入ります。
今回の旅の目的地！
親不知ICは世界初の海上IC。
波の上を進みます。
インターの近くにある道の駅へ。
こちらは海水浴場も併設されています。
断崖絶壁の際に僅かに存在する浜。
地形の影響で川の中流がないため石が削られず大きいまま下流に流れてきます。
そのため波の音にガラガラ…という石がぶつかりあう音が混じります、面白い！
こんな大きい石がゴロゴロある、浜とは思えない！
足だけ入りましたが砂浜じゃないので歩きにくく、途中サンダルが波に攫われたりビーサンがぶち壊れたりして大変だった笑
心ゆくまで遊んだらお昼ご飯。
メギスの天丼を食べました。
白身の天ぷらは裏切らない、最高！
高速道路に再び乗り、さらに富山方面へ。
ついに富山県までやってきました！
越中境PAで鱒寿司をゲット。
昔よく食べてたのでなんか懐かしい〜
高速を降りるとこの絶景。
日本海ってなんでこんな水綺麗なんですかね。
太平洋側の住人は毎度思います笑
でもこの穏やかな海は夏限定か…
下道で新潟県へ戻り再び親不知へ。
親不知は市振〜歌(西側)、子不知は歌〜勝山(東側)を指します。
私の好きな小説、越後つついし親不知はもちろんここが舞台。
この険しい地域にある歌という集落で起こる悲劇描かれている短編小説です。
親不知は北アルプスが日本海に没入する断崖の果てにある。
(中略)
荒波は白いしぶきをあげて崖におそいかかり、年じゅう波濤の音が岩を噛んでいた。
荒波に親は子を忘れて、子は親を忘れて、身の安全に気を奪われ、岩間から岩間へと、夢中にかけぬけた恐ろしい道は…
昔は波打ち際を歩いくルートでしたが、旧道、国道、自動車専用道路とどんどん新たなルートが作られていきます。
ここは難所でありながらも交通の要所であるということも伺えますね。
大波がきた時は崖の隙間に避難したとか。
模型と解説もあってわかりやすいです、ほぼ博物館。
日本アルプスが海に落ちたというこの天険の地。
昔の人たちが命懸けで通ったここは、今は景勝地として親しまれています。
なんか感慨深い。
石碑に書かれている詩をも見ると冬も来てみたくなる。
この穏やかな景色がどう変わるか一度見てみたいです！
それでは本日の宿、親不知観光ホテルへ。
名前の通り断崖絶壁にあるホテル。
こんな海際なのに海抜は100mくらいあるらしく、波の音があまり聞こえない。
日本海の絶景を楽しみながらお風呂に入れます！
ご飯は海の幸たっぷり。
美味しい魚と美味しい白米の組み合わせが最高でした！
3日目:新潟
3日目スタート。
宿を出発し下道でドライブ。
波が高い〜！
こんな中泳いでる人は正気じゃない、マジで。
越後つついし親不知のおしんはここ筒石出身です、聖地巡礼。笑
名立の道の駅でイカ焼きとチュロスで小腹を満たします、美味しかった。
上越へ戻ってきたらこのエリアの回転寿司チェーン、富寿しでお昼ごはん。
エビとイカが美味すぎる！
赤エビは分厚くてぷりっぷり、甘エビは甘味が物凄くてイカは超濃厚！なにこれ！
さすがです、やっぱり日本海側はこのネタが最強だ…
お腹を満たした後は春日山城にきました。
ここは上杉謙信の城として有名。
ここ春日山神社は山形県・米沢市にある上杉神社から分霊された上杉謙信を祭る神社です。
この先も無事に旅できるようお願いしました。
（上杉神社は実は数か月前に訪問してます笑
謙信公祭を控えているためか御神輿も御開帳。
この険しい春日山が天然の要塞の役目を果たします。
難攻不落の城！
階段をたくさん登ったので休憩。
絶景を見下ろしながら食べるアイスは最高じゃ…
今まで行った城とは違う雰囲気でとても楽しかったです。
山を降りたところに上越市埋蔵文化財センターがあるのでそちらに来てみました。
解説がとてもわかりやすい…
謙信はかなり頭が切れたことが伺えます。
川中島の戦い何回やってんだ！
謙信が川中島で信玄との戦いに使ったのは小豆長光らしい。
謙信も信玄も病気しなければ天下人になっていたかもしれませんね！
上杉謙信についてばっちり知れたところでお次は高田城へ向かいます。
近くにある上越市歴史博物館で、ちょうど榊原家の特別展が開催されていました。
高田城といえば榊原家。
ここに榊原康政の甲冑・陣羽織、遺言書がありました、すげぇ。
藩祖が徳川四天王だったためか代々徳川家との繋がりが強いですね。
なんかじわるシュールな家綱の鶏絵が頭から離れない笑
高田城は観蓮会の期間中で、堀一面に蓮の花が咲き乱れてます。圧巻！
高田の雁木通り、民家のひさしが歩道まで伸びてる。
この辺が豪雪地帯であることがよくわかります。
上越の歴史について学んだところで本日の宿へ。
妙高高原の赤倉温泉の宿に無事投宿。
気温が低くて部屋にクーラーがなくても快適に過ごせます、神か！
温泉は熱くて湯の花たっぷり。
旅の疲れが取れていきます！
まだ明るい中電気を付けずに入る昼風呂は最高〜
和洋折衷なご飯がとても美味しかったです！
ビーフシチューの肉はほろほろ。
手作りのいちごジャムは甘すぎなくて良い。
新潟くると絶対夕飯に枝豆出ますね、さすが消費量No. 1。
4日目:新潟・長野・群馬
さぁ旅も最終日。
観光しながら関東に戻ろうと思います。
宿を出発しやってきたのは関川の関所。
長野と新潟の県境にあります。
関所の博物館ってきたことないなーと思ったらここが日本で唯一の道の歴史館らしい！
北国街道は佐渡から金銀を運んだり、北陸道の諸大名が参勤交代のために、庶民が善光寺参りに行ったりするとても重要な道。
かなり厳重に管理していたみたいですね、入国審査のような感じ。
通れないと言われてしまった！笑
やったー帰らなくて良いんだ！！(?)
江戸時代が好きなのでとても楽しかった〜！
タイムスリップした気分。
こういう施設もっと欲しいな…
道の歴史館を後にして、近くの野尻湖へ。
湖畔は良い風が来てとても気持ちいいです。
これは野尻産のブルーベリーを使ったソフトクリーム。
またアイス食ってる()
道の駅でもう一回手打ちそばを食べました。
長野は本当にそば美味しいです！
長野から高速で一気に群馬に戻ると、ペットボトルが凹んでる！
標高高かったんですね~実感します。
無事高崎へ到着！
この辺に来たらご飯ははらっぱのパスタ一択。
いろんなメニューがありますがここのはバジルソースを使ったものが美味しいです！
名残惜しいですが、旅は終わり。
新幹線で東京へ戻ります。
日常に戻りたくない～泣
終わりに
3泊4日の上信越旅行いかがでしたでしょうか。
お盆の混んでる時期ではありましたが場所や道を選んだのでそこまで混雑と渋滞に巻き込まれず過ごせました。
旅って大きな目的地がなくたっていいんです。
涼しいところに行きたい、好きな小説の舞台の地へ行ってみたい、海が見たい山が見たい。
1人になりたい、現実から離れたい。
そんなので十分だと思います。
みなさんも是非、
現実から逃げて知らないところをふらふらほっつきあるってみてはいかがでしょうか笑
以上苛性ソーダがお送りしました！
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか？