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[アトピー性皮膚炎]治療歴と効果のあった治療方法の知見と体験談 2018年

浸出液は主に免疫細胞です。透明であれば過剰となったCTLを排出してます。免疫は作用しているけど何を攻撃していいのかわからない状態なのでしょう。

ですので、拭き取って洗い流しプロペトなどで菌が入らないようにしてください。菌に感染すると化膿してきます。

治まらないときは皮膚の常在菌に反応していることがあるので次亜塩素酸の薄めたもので患部を殺菌してよく洗い流し保湿してください。

CTLはおよそ3日ほどで小康します。


私は結局のところ感染症だと思います。

常在菌や善玉菌など普段はよい方向に働いているけどバランスが崩れ悪い方に向かうものもいれば、皮膚のバリアが弱く感染症になっているところが悪化のスパイラルに陥ることが原因なのではと考えてます。

タウリンはミトコンドリアのタンパク質産生と品質維持に必須であり、その働きが低下することで細胞の損傷が起こり、ミトコンドリア病のような発症を誘発する。

●アリシンの効果について
細菌性の感染源はおおよそバクシダール(抗生剤)で対処できていたのですが、真菌由来の感染源と思われる症状には生玉ねぎに含まれるアリシンが有効であるとこれまでの経験から分かっています。
薬で対処できないときは、生玉ねぎを数切れずつ適時食していました。食後数時間で体が軽くなるのが実感できます。

玉ねぎやその他のネギ類、ニラ、ニンニクの共通してふくまれるアリシンの正体は、硫化アリルという成分です。消化液の分泌を助けて食欲を増進する作用をはじめ、新陳代謝・神経の沈静化に必要なビタミンB1の吸収と活性化を促す作用があるとされています。更に、血液をさらさらにして動脈硬化を予防する作用があることが報告されています。

硫化アリルは水溶性の成分なので、辛味を和らげる為に水にさらすなどした場合には流れ出てしまうときがあります。十分にその効果を得たいなら、切った後には玉ねぎは出来るだけ水につけずに食すことが重要です。味が気になる方は生玉ねぎを小分けに切って冷凍したのち水で流し込むように飲み下すのが最も効果的な食方だと思います。

このように体内の感染物対処をすることによってアトピーの症状は対処療法的には改善しました。

●日焼けについて
アトピーにとって日焼けは大敵です。
SPF50の日焼け止めクリーム(アクアリッチ)を長年使っています。
とはいえ50%の紫外線にはさらされてしまうため、日焼けを完全阻止することは不可能です。何度もこまめにクリームを塗り直すのですが、アルコール成分が肌に滲みます。

日焼け止めクリームを塗ることで随分マシになったとは言え、日焼け後の症状悪化は避けられず、予防方法や事後対処法の発見、日焼け後の悪化原因の同定が急務でした。

健常者レベルを常に維持するため日焼け症状コントロールするプロトコルを3ヶ月かけてtry&errorで実験しました。

なお、一旦悪化したらヘルペスも同時に発症するので、回復にまた時間を要し、なかなかよい結果を短期間で得ることが難しかったです。この解決には2022年までかかることになりました。


●ポビドンヨードについて

日焼け対策プロトコルを探求した結果、ポピドンヨードうがい液を原液のまま患部に塗ることが一定の効果があることが判りました。

日焼けでダメージを受けた表皮に発生する表在菌を抑えることで随分日焼け後の症状が改善します。しかし、ポピドンヨードうがい液は色素がついており、塗ると皮膚が黄色く着色してしまう上に微妙に刺激があるため、あまり長時間塗りっぱなしにしておくことができませんでした。

適切なプロトコルを探求した所、入浴前に洗い場でポピドンヨードうがい液を患部(私の場合は頭、顔、首、デコルテ、腕)に塗ってからシャワーで洗い流していました。

以前洗面所で塗ってみたときは飛沫があちこちに飛び、掃除が大変でした。ポピドンヨード液飛沫が飛び散っても洗い場ならシャワーで洗い流せばいいので後処理が楽です。

このプロトコルならポピドンヨードを塗ってから数分もしないうちにシャワーで洗い流しても効果は十分持続することも分かっています。

シャワーでポピドンヨードを洗い流したあとは普段通りにボディーソープで全身を洗っています。

このようにしておくと入浴後にミルトン希釈液で全身をリンスする必要もないことがわかりました。

しかしながら、入浴前にポピドンヨードうがい液を塗布するだけでは日焼けダメージを負った皮膚を完全にレスキューすることはできないというのも次第に判明しました。

ポピドンヨードで悪化の症状は緩和できるものの日焼けした二日後には疲労感、倦怠感に始まりと皮膚の新陳代謝が活発化して、リンパ液が集まってリンパ浮腫のようになって次第に皮膚の張り強度が弱まり、痒みが増して寝てる時に無意識に掻きむしるため皮膚がはがれ傷が露出するようになります。

この状態になるとそこからブドウ球菌が繁殖してきて飛び火のような症状になるため以前は入浴後にミルトン希釈液でリンスし表皮のブドウ球菌を殺菌していました。

ポピドンヨードうがい液を使い始めてからは浮腫のあとの痒みがかなり軽減しましたが、赤みは残り痒みが無くなるということはありませんでした。

●ボディソープと洗い方

体を洗う時にボディソープと綿の手拭いを使うと程よいスクラブ効果を得られることがわかりました。

以前は、3日に一度の頻度でタオルでボディーソープを泡立て体を洗ってましてが、タオルは肌触りが良い分知らず知らず強めにスクラブしており、洗ったあと皮膚にダメージが残ってさらにアトピーが悪化するというスパイラルに苦しんできました。

このため暫くボディーソープを手で広げて洗い流していたのですが、これでは傷の表面にある感染物のバイオフィルムを取り除くことがてきないため徐々に症状が悪化していくというものでした。

残存したバイオフィルムに対して免疫が反応し続けてサイトカインが過剰放出されて炎症が拡大していくという悪化スパイラルに入ってしまいます。

ですので、手拭いのようなスクラブができるものを用い適度な刺激で表面のバイオフィルムだけを除去し、傷や肌の清浄表面を出してやることが、アトピーを悪化させないことに大変重要です。

綿の手拭いは清浄時の手応えがダイレクトに伝わってくるため、スクラブの強弱をコントロールしやすい点がメリットです。

スクラブした後には塗り薬で傷のケア、保湿剤などによるコーティングをすることがアトピーの症状を悪化させない重要な要素であることがこの半年でよく判りました。


●ハンドクリーム

5月に入った頃、偶然妻が使っていた手荒れケアのためのハンドクリームを手に塗ってみました。

塗って数分後はヒリヒリ、チクチクしていたのですが、直ぐに痒みも痛みもなくなり爽快感と赤みが無くなりました。

数日ハンドクリームを塗った部分の様子を観察したのですが、赤みがない状態を一週間弱維持できることがわかりました。その間、痒みも限りなく0に近い状態となり夜も無意識に掻きむしることなく、肌の色も赤みがない正常な状態を維持できました。

これがきっかけで腕全体から首、胸、背中などに塗るエリアを拡大していき悪化の有無、塗布後の症状をしっかり観察しました。塗って数分後には暑くなってきて、少しヒリヒリしましたがメントールな効果もありそこまで気になりませんでした。

効果は腕と同等であり、特に副作用のようなものもなく悪化の兆候はありませんでした。

恒久的なものではなく、一週間は効果が持続しなかったですが赤みと痒みを抑える効果は十分QOL(クオリティ・オブ・ライフ(英: quality of life、QOL)

)を向上させるものでした。

続けて顔、頭皮とさらに拡大して塗布後の症状の観察をしました。
結果、一時的に保湿作用によって赤みが引くもののすぐに耐性が出来てしまい、さらにクリーム自体にアレルギー反応らしきものがでて痒みが出てしまうようになりました。
一時しのぎにはなりましたが、耐性ができてしまい効果の持続は見込めませんでした。

●他の悪化要因

飲酒(アルコール)は確実に免疫力が落ちて数日かけて次第にアトピーも悪化して行きます。
これは、アルコールを分解する際にアセトアルデヒドに一次分解されてた時に免疫細胞にもダメージが入るからではないかと推察しています。
私は飲酒すると赤ら顔になるタイプで遺伝性のADH欠損であると思われます。なので、より顕著にアルコールの影響がアトピーに出てくるのだと思います。






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