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音楽鑑賞という名の戦い

音楽鑑賞が趣味である。
そう書くと語弊が出てくるなあと感じだしたのは大学2年生からくらいだったと思う。

世間一般的に音楽鑑賞が趣味です!と答える人たちは、だいたい一ヶ月にどのくらいの音楽を聴いているのだろうとふと思ってから、実はこれは趣味なんかではないのではないか、と感じるようになってしまった。

学生時代一ヶ月に平均して600曲を聞き勉強をした。多い月では700曲を超えることも普通だった。
それは今、学生といういつでも音楽を聴くことのできる環境でなくてもほぼスタンスは変わることなく月平均300曲程度聴いている。

こう書くと、平均一曲あたり5分としたら一ヶ月あたり現段階でも25時間は音楽を聴いていることになる。
1日あたり50分。そう聴くと「なんだ、普通じゃん」とも感じる。しかしこれはあくまで新譜の話。いつも好きで聴いている曲は抜いて、この数を聴いている。

さすがに新譜を二回三回聞いて、これいい!ってなって…というスルメみたいな曲を見つけることはなかなか難しくなったことも確かだと思う。
けれどこのような生活を6年間続けてきてiTunesで確認が取れる35,000曲の好きな曲にレートをつけて管理していると共通してわかることがいくつかある。

一つ目は自分の好きな音、曲調、ボーカルの声質などが客観的にデータとしてわかることである。今までは友達や家族に
「根本ってこういう女性の声が好きだよね。」
とか言われて気がつくことが多かったが、最近では毎回いいなと思う声質が似ていたり、売れ線の音楽の動向がわかりやすく整理されて研究できるため、大変勉強になる。これによって曲つくりや、友人などにいうおすすめとかもほぼ「これいいね!」と言ってもらえる。

二つ目にスルメのような曲があるのも確かであるが、ヒットチャートを駆け抜けていく名曲の数々にはやはり耳に残るキャッチーさやこの曲すごいとなる何かエッセンスが必ずある気がする。
このある種よくわからないけどいい!となる感覚は一曲聞いただけでわかるから、それにチェックを入れて、新譜の二週目はそのチェックを聴くだけで本当にいい曲かどうか、何がいいかとかが伝わる気がする。

この歳になっても昔と熱量を変えることなく新譜を聴き漁って、食い散らかして、その中でもいい曲に出会っていくことは、見つからないから諦めようとか、積極性を失うことのない自分の人生の原動力の一つのような気がする。やはりそれだけ沢山探すからこそいい曲には出会えるのかなと感じるからだから。

好きな曲の紹介、それもいいなと感じた今日この頃でした。

でわでわ

#音楽 #樹海 #鑑賞 #雑記 #趣味

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