第7回授業レポート
ごきげんよう!!!💃
ひとです。7回目のnote更新を担当させていただきます。
前回の私の担当回を見るとかなり固い文章で彩りがなかった気がするので、今回は絵文字を少し使っていきたいと思います。なんだか、若者を怖がらせないように気を遣って絵文字を使うおじちゃんおばちゃんの気分です。皆さん、おじちゃんおばちゃんには優しくしましょう🙋♀️
講義の振り返り
まず今週の講義内容についてです。
前回に引き続き、ハリウッド映画から脚本の「型」を学びました。前回はストーリー構成について学びましたが、今回はストーリーが10のジャンルにわかれている、というお話をしていただきました。
具体的にどのようなジャンルかというと、
【1】家の中のモンスター
【2】金の羊毛
【3】魔法のランプ
【4】難題に直面した平凡な奴
【5】人生の節目
【6】バディとの友情
【7】なぜやったのか?
【8】バカの勝利
【9】組織の中で
【10】スーパーヒーロー
の10種類です!
こちらは前回の講義でも使われていた『SAVE THE CAT の法則 本当に売れる脚本術』にて書かれているジャンルです。
余談ですが、実は私は以前この本を読んだことがあります。めちゃくちゃ勉強になったうえ、シナリオを書かない人でもとても面白いのではないかと思います。お時間のある方は是非読んでみてください!👍
さて、皆さん上記のジャンル名を見てどう感じましたでしょうか。結構特殊なジャンル名ですよね?
皆さんがジャンル名と聞いて想像するのは、
・ラブストーリー
・青春もの
・群像劇
・SFなど……
ではないでしょうか?
何が違うのかというと、『SAVE THE CAT の法則 本当に売れる脚本術』でのジャンルわけは、「脚本を書く人にとってのジャンルわけ」ということです。私たちがよく聞くジャンルはあくまで観客目線でのものであり、作り手側からの視点とは違うんですね。
そう考えると映画に限らず、世の文化表現は消費者側と作り手側で全く違う景色が見えているのでしょうね。当たり前と言えば当たり前のことなのですが、こうして具体的に違いを提示されるとより実感します🤸♀️
お話がずれてしまいましたが、この不思議な名称のジャンルわけはそうした意味があるのです。
ジャンルごとの詳しい説明は、昨年度の第7回授業レポートにてケイさんが書いてくださっています!
ぜひご覧ください🙇♀️
講義の感想
こちらのジャンルわけの内容を踏まえて、私が今回の講義で面白いと感じたこと、興味を持った点を書いていきたいと思います🙋♀️
気になった点は以下の3つです。
・恋愛も友情も同じジャンルであること
・【3】と【4】の違い
・【7】なぜやったのか?について
恋愛も友情も同じジャンルであること
そのまんまなのですが、恋愛も友情も同じジャンルであることに面白さを感じました。普段観客の視点から作品を見るとき、恋愛ものと友情物は別ジャンルだと認識しています。ですが今回のジャンルわけでは同じジャンルなんです。
例えばある人が恋愛映画を求めて映画館に行き、映画を見たとします。でも映画の内容は恋愛ものではなく友情ものでした、となったらその人は満足しないでしょう。でも作り手側のジャンルわけというか、展開の作り方には違いはありません。そう思うととっても面白いです。人って何を求めて作品を見るんですかね。
頭がこんがらがってきたので一旦次のお話にいきたいと思います。あとでちゃんと自分の頭で考えたいですね🫥
【3】と【4】の違い
【3】魔法のランプと【4】難題に直面した平凡な奴の違いに、なるほどー! と思いました。【3】と【4】はどちらも平穏な日常の中で突然主人公に特別な事態が起きるのですが、【3】は主人公が最初大抵ノリノリ、【4】は普通に最初から難題で辛いといった違いがあります。
そう言われると明確な違いが分かりますね。似たように感じるジャンルでもわかれていたり、観客目線では違うジャンルが一緒のジャンルだったり。陳腐な感想ですが、視点を変えると世界が広がりますね。
【7】なぜやったのか?について
皆さん、推理小説を読んだことはありますか? 読んだことがなくても、聞いたことはありますよね。では、推理映画は?
あんまり聞かないワードですよね。
【7】に関連して、推理小説の名作はあるが、推理映画の名作は中々聞かないというお話を講義内でしていただきました。
映画で推理系になると推理ではなくなぜやったのか? になります。犯人を捜す、真実を暴くタイプのヒット作はなく、あってもそれがメインではなく一部みたいな感じのようです。それが【7】なぜやったのか?にあたるわけです。
推理映画のヒット作がない理由として、時間の制約が挙げられます。
小説→読者が自分のペースで読める→自分で推理できる
映画→限られた時間かつ止められない→自分で推理ができない
小説と映画にはこのような違いがあり、映画と推理の相性は悪いです。そのため、映画で誰が犯人かを作品最大の驚きにすることは難しいんですね。
同じストーリーを持つ表現でも違いがあります。その表現だからこそできる描き方を追求してみたいですね🧚♀️
勝手にジャンル予想
次に、今回の講義内容をもとに私がいくつかの作品を勝手にジャンルわけします!
注意して読んでいただきたいのですが、これはあくまで私が勝手に予想してやることなので、正解ではないです。一学生が好きに書いていることを念頭に置いて読んでいただけると幸いです🙇♀️
『君の膵臓をたべたい』
ジャンル予想:【6】バディとの友情
原作ありの映画作品で、私が観たのは実写の方です。小説も読んでいます。
実写映画では原作にない12年後のストーリーも描かれているので少しわかりづらいですが、そこは一旦スルーして考えたいと思います。
スルーしたらこれはもうすんごく分かりやすいのではないでしょうか。なんて言ったってずっと二人について描かれていますからね。登場人物二人をメインとした作品は大抵【6】になるのではないでしょうか。主人公が突然クラスの人気者の秘密を知ってしまい巻き込まれていくという点は、ちょっと【4】難題に直面した平凡な奴の要素もある気がします。
『アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング』
ジャンル予想:【3】魔法のランプ
恋愛要素もある作品ですが、突然自分のことを美女だと認識するようになるという特殊能力は魔法のランプっぽいですよね。最初、その力によってめちゃくちゃノリノリだけど後から自身の問題と向き合うことになり翻弄されるのも魔法のランプっぽいです。
うっすら【9】組織の中での要素もあった気がします。内容をきちんと覚えていないのでかなり自信はありませんが……😣
『CUBE』
ジャンル予想:【1】家の中のモンスター?
私が観たのは1997年のカナダ版の方です。
これはあまり自信がないのですが、【1】と予想しました。自信がないのは、閉鎖空間でありながら何かモンスターが出現したというわけではない点です。あの閉鎖空間で起きるトラップたちがモンスターの役割を果たしているのでしょうか?🧟♂️
『魔法使いの約束』
ジャンル予想:【4】難題に直面した平凡な奴
こちらは映画ではなくスマートフォンアプリゲームです。変化球で入れてみました。
『SAVE THE CAT の法則 本当に売れる脚本術』は映画脚本の書き方の本なので、ゲームに適応されるかは分かりません。でも当てはめてみるのは犯罪ではないですからね。当てはめてみました。ただ私が大好きな作品だからやってみたかっただけでもありますが🧙♂️
予想は【4】です。主人公が突然異世界に飛んでしまい、そこから異世界を救うために魔法使いたちに力を貸すというのは【4】ではないでしょうか。
そしてこの作品をジャンルわけしてみて気になった点があります。それは、この作品はアプリゲーム故にまだシナリオが完結していないという点です。でも、私はすぐに【4】と予想しました。ということは、このジャンルわけは序盤の設定や展開によって決まるのではないでしょうか。『魔法使いの約束』がこれからどんなラストを迎えても、ジャンルが変わることはないような気がします。そう考えると、映画もジャンルわけをするにあたっても無意識に考えていたのは序盤の設定や展開のような気がします。
あくまで私の考えですが、その傾向はあるのではないでしょうか。
こんな感じで勝手にジャンル予想をやってみました。 楽しいですねこれ🙋♀️
やってみて思うのは、意外と色んなジャンルの作品を見ているもんだなぁということと、でももっともっといろんな作品を見なければ! ということです。
私が勝手に予想しただけですので、自分はこう思うよ~といった意見や感想がありましたらぜひコメントを送ってください~🙌
長くなってしまいましたが、今週はこの辺で締めたいと思います。次回もお楽しみに~!
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