「ライバルの存在が僕のモチベーションをあげた。」
先日、当社でATOMatchの中間成果発表会となるMINI DEMO DAYでが開催され、学生がプログラム期間で学習しアウトプットした内容を披露しました。理系大学生でATOMatchに挑戦し、見事全コミュニティの中でMVPに輝いた宮崎大学工学部3年生の岩城くんにATOMatchの責任者を務める倉橋がインタビューを実施しました。
倉橋 :少し時間があいたね!はじめに、自己紹介をお願いします。
岩城: はい。宮崎大学工学部3年の岩城っていいます。ATOMatchでは「新規事業を黒字化させる」九州建設サポートコミュニティと「漁師×AI領域でスタートアップを創業する」浅野水産コミュニティに所属していました。最近は「言葉の再定義」をして楽しんでいます。
倉橋:再定義!例えばどんな言葉の再定義をしていますか?
岩城:「すごい」って言葉があるじゃないですか。自分の使う「すごい」と他人が使う「すごい」にギャップがあるように感じていて。人によって定義が全く異なっていて、その違和感を探るために相手の定義を聞いたりして新たな発見を見つけていますね。これがこの子の「すごい」の定義なのか...とびっくりしたり感心して楽しんでいます。笑
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机上の空論から脱却し実社会で自分の実力を確かめたい
倉橋:さっそく本題に入ります、ATOMatchに参加したきっかけはありますか?
岩城:アイデアだけではなく実社会で自分のアイデアや課題解決能力がどれくらい通用するのかを試したかったからです。
倉橋: どうして試したかったの?
岩城:アイデアソンやビジネスプランコンテスト出てみて自分のアイデアを評価してもらう機会があるのですが、言ってしまえばそれはただの「机上の空論」だと思ったからですかね。実社会で実際に事業をやるには沢山の変数がある中で成り立っていると思っているんです。どのような変数によって事業が成り立っているのかを体感してみたかったですし、自分の実力を確かめたかったです。
倉橋:確かに一理あるね。ATOMatchをはじめるきっかけは何かあったの?
岩城:友達から紹介されたのきっかけに入りました。どこかのインターンシップに挑戦しようとかは特に調べていなくて。友達にも勧められたし、説明会聞いた時になんだか楽しそうだしやってみるか、くらいのテンションで応募しました。
倉橋:そうだったんだね!(笑)でも、4〜8ヶ月間というプロジェクト期間に不安はなかった?
岩城:最初に入った九州建設サポートコミュニティでは、新規事業を黒字化させるコミュニティでした。1〜2ヶ月のような短期間では到底達成できないと感じたので妥当な長さだと思いました。一方で、研究室や学校との両立がどうなるか少し不安でしたね。ただ、学校のスケジュールを元にATOMatchのプログラムを組み臨機応変に対応してくれるという話を聞いたので、やっていけそうだと思いました。
倉橋:講義に出席できない学生から補講のリクエストがあればスタッフがサポートしていたよね。Zoomで講義を録画していたから後から見直すこともできたしね。
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倉橋:まずは、九州建設サポートコミュニティについて第一印象や楽しかったことについて教えて下さい。
岩城:担当の黒木さんは見た目がいかつめでしたが、話す言葉が丁寧でとてもギャップを感じたのを覚えています。僕がメンバーの中で最も黒木さんと密に接したのですが、黒木さんの仕事の流儀や価値観を知ることができたり、コミュニティランチを通じて他愛もない話をしながらメンバーと距離を縮めることができたのはとても楽しかったです。
黒木さんと話して特に印象に残っている話は、
「営業は基本100件回ったら99件は断られる世界。そこで凹むのではなく、99件必要ないという結果を収穫できたから良かった!そんな意気込みでやるといいよ」と教えていただいたことです。自分が営業している中で、なかなかうまく行かない時があったのですが、そういった言葉をかけてもらえたのは非常に大きかったです。
僕はロジカルに物事を考えるのが得意だという事に気づいた
倉橋:九サポで学んだことや大変だったことはなにかある?
岩城:そうですね、僕は九サポコミュニティを通じて2つ学ぶことができました。1つ目は、「抽象的な物事から飛躍したアイデアを出すのが苦手」であるということ。2つ目に「ロジカルに物事を考えるのが得意」であるということ。
倉橋:苦手を発見できたのは素晴らしい。ロジカルシンキングを体得できたってすごくない?(笑)
岩城:いや、これに関しては倉橋さんのおかげだと思います。ただアイデアを出しまくるのではなく、明確なゴールがあってそこから逆算して必要な手段を考える。このトレーニングの積み重ねが自分の思考の癖を作ることができました。
倉橋:毎回毎回「ゴールは?目的は?」ってうざがられるくらい聞いていた気がします(笑)大変だったことはありますか?
実践的な経験を身につけたくてATOMatchに参加したのですが、事業をすすめるにあたり想像以上に様々な障壁があり、一筋縄では行かないことを知ることができました。事業領域が「住まい×福祉」だったので、弱者からお金を巻き取ろうとする悪徳業者ではないかと怪しまれたり。こっちはメリットしかないと思って提案していることだったのですが、構造的な問題もあって、正直やっていく途中でモチベーションが下がりそうになりました。そんな時でも黒木さんは毎回僕を励ましてくれましたね。
倉橋: 九サポコミュニティはニッチな市場を創る事業だったから難易度も高くて、毎回みんなであーでもないこーでもないと悩んでいたよね。でもその裏では、黒木さんが励ましてくれたなんて...!(感動)
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「ヤバい男子学生」との出会いが刺激的だった
倉橋: 続いて、浅野水産コミュニティの第一印象について教えて下さい。
浅野さんはすごく合理的な方だという印象が強かったです。メンバーについては一人自己紹介からとても変わってる「ヤバい男」がいるなと思っていました(笑)女子学生も参加していて浅野水産コミュニティは活気にあふれているような印象でした。
ただ、「ヤバい男」こと野山君とグループワークする機会があって、その時に「やばいやつちゃうかったわ(笑)」と思い直しました。自分よりも圧倒的に着眼点が鋭くて、周りを引きつける力もある。なんだか、負けた気持ちになりました。MINI DEMO DAYのプレゼンをみたときも「あ〜自分にはかなわないな。持っているものが違う。」と。僕の強みはロジカルシンキングだけど、これは正直トレーニングすれば体得できるものだと思っていて、彼が持つ「豊かな感性・着眼点・発想力」に圧倒されました。
MVP受賞者が圧倒されたプレゼンの一部はこちら
僕は普通の「パンピー大学生」ではないことを証明したかった
倉橋: 浅野水産コミュニティで学んだことはありますか?
岩城:浅野水産コミュニティでは、相手の話したことをただ鵜呑みにするのではなく、「どうして?」「なぜ?」と反芻して理解する癖がつくようになりました。そのモチベーションの源泉には浅野さんに認められたい気持ちが強かったからだと思います。僕は普通のパンピー大学生ではない、ということを証明したかったんです。あとは、周りのメンバーにも絶対負けたくないと思いましたね。
倉橋:隣のライバルに負けたくない!そんな意気込みがあったんだね。
岩城:はい。自分と同じような属性を持ったM君には負けたくなかったですね。講義中、チームに分かれて浅野さんに提案する時や、MINI DEMO DAYのプレゼンなど、彼をお手本に質は上がったと思います。プレゼンが終わった後も数時間に渡って2人でお互いの価値観や未来の事業について語り合いました。正直彼と語り合ったこの時間が最も有意義だったかもしれません。
16Personalitiesの診断結果、岩城くんは論理学者、の野山君は討論者に。
診断結果後の2人の会話
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倉橋:メンバーの影響を受けて高め合う、まさにこれがコミュニティ活動の醍醐味だよね。一連の活動を終えてMVP表彰されたときの気持ちはどうだった?
岩城:シンプルに嬉しかったです。でも、本質的な能力の高さの部分についていうと、僕以外に各々光るメンバーがみえたので劣るかなと思っています。ATOMatchにおける一連のアウトプット量の結果だけみたら、僕が選ばれるだろうなって思いますけど(笑)
ここまで頑張ってこれたのも、黒木さん、浅野さん、そして共にコミュニティを一緒につくっていくライバルがいたからだと思います。
倉橋:2つのコミュニティで前向きに成果を出し続けてきた岩城くんかっこよかった!最後にATOMatchに対して一言どうぞ。
岩城:家で寝ているくらいならATOMatchに参加しましょう!(笑)
最後にライバルである野山君からのメッセージを頂きました。
野山:ぼくは出会ってきた人に恵まれてきただけ。音楽聴いて、散歩して。淋しい気持ちで毎日過ごしてるだけなんだけどね🌙
次は東京であいましょーう。
ニヤニヤが止まらない野山君(左)でした
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