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考察 楽天グループの赤字と、楽天mobileについて。

楽天mobileは、上手く行っていません。

楽天の決算をみれば、すぐにわかることです。


2022年 5月13日に発表された、1~3期四半期決算では、914億円の赤字で、昨年同期の367億円を、大きく上回っています。

楽天は、2020年1月から、2021年1月までの、赤字が、1338億円に膨らんでおりました。

第二四半期の成績発表は、7月29日に発表されます。

2022年の1~3月の第一四半期で、赤字が最大となり、あとから回復していくと、三木谷社長の人は言っているそうです。

正直、楽天も大変な時期だろうなあと思います。

おそらく、赤字は膨らんでいくだろうと、思います。


楽天グループの赤字の元凶は、楽天mobile!によるところです。

楽天mobile!は、2017年12月14日に、発表され、2018年1月10日から、楽天モバイルネットワーク株式会社がつくられ、2020年、4月8日から、正式にサービス提供が開始されました。

しかし、楽天mobile!がそもそも、三大キャリアに勝てるはずもありません。


まず、携帯電話を通信するのに必要な基地局の数が、三大キャリアに比べては少ないです。

基地局の数が足りないので、KDDIの基地局を借りたりもしています。

KDDIの基地局からのローミング代にも、何百億という費用がかかります。


第二に、コロナの影響もあり、政府から携帯電話料金の値下げの圧力があったため、他の格安キャリアの会社が出てきてしまいました。

例えば、ドコモ系列のahamoだとか、AU系列のUQmobile、povo、ソフトバンクのLINEMO、Ymobile!です。

1G未満0円とか低価格なキャリアで売っていこうとしました。

しかし、他にも、安い携帯キャリアがあるので、競争になりにくいのです。

softbankだった人は、Linemoとか、Ymobile!に乗り換えるでしょうし、ドコモはahomo、AUは、UQmobile、povoとなっちゃうわけです。

最大の売りだった、1G未満0円も、終了してしまいました。


どうして楽天は、巨額の赤字をしてまで、キャリア事業を進めるのか?

楽天が、キャリア事業をするのには、やむにやまれぬ理由があるのです。

スマートフォンは、いまや、生活の基盤の一つとなりました。

人々は、いつでもスマホで、買い物ができますし、だいたいの事は済ませてしまえます。

キャリア決済というのもあります。

お店でも、スマホのQRコード決済というのが、主流になってきており、現金払いより、便利です。

今後、さらに、スマホで、支払いを済ませるようになるでしょう。


スマホで、支払いをする世の中に、自分の会社が、スマホのキャリアを持っていなかったらどうなるでしょうか?

他社との競争において大きく不利な事になってしまいます。


例えば、softbankは、Yahoo!JapanとLINEを買収して、Ymobile!とLINEMOという格安SIMのサービスを開始しました。

Yahoo!ショップや、paypay、Linepayがあります。

KDDIは、D払いがあります。

auは、aupayがあるのです。

楽天にも、楽天edy、楽天payがあります。

なので、楽天は、どうしても、自社のキャリアが必要だったのです。


進も地獄、退くも地獄といった状態だったのでしょう。

やはり、三大キャリアは強いです。

培われてきたものがありますから。


僕は、楽天のキャリアのスマホではないです。

楽天デイビットカードは作っていて、楽天銀行は使わせてもらってます。

便利で、とても、よいですが、通信事業である、楽天mobile!の事が心配です。


ま、僕のような、大した知識もない一般人が、熱く語っちゃいました。

気分を害してしまったのだったら、ごめんなさい、話半分でいいです。

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