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残虐くんは、優しくない。

ワレは残虐くん、人の心を誑かして、破滅させるのが、趣味の、化け物なんだ。

今日は、貢ぎ男を、狂わせてやろうと思う。

「やあ、やあ、好きな女男に、どれだけ貢いできたんだい?」
ワレは、匿名Kにきいた。

男は、親の遺産が3億あったものの、すべてを、アイドルや、キャバクラ、風俗に、使い切り、借金地獄の日々を送っている匿名Kである。

匿名Kは、頭が弱く、人に騙されやすいバカであった。

「親の遺産3億は当然として、5000万は、土地や家を担保に借金しましたな。好きなアイドルのCDやら、チェキやら、グッズに、使い倒してやりましたわい。」

匿名Kは、ニチャリと笑った。

反省の色は、ない、むしろ、いいことをした、と言った表情であった。

幸せそうな顔だ。

「へえ。そりゃあ、面白いねえ。」
ワレは、頷いた。

人間の中には、弱いものも多い。

価値の見合わない事に、平然と、金を払ってしまうほどに、異常であり、自分以外の神的存在を必要とする。

悪である。

頭の悪い人を出汁にする、商売であり、詐欺的である。

世の中、詐欺的な商売は山ほど存在するが、人々は、平然と、許容し、混濁された中、ぐちゃぐちゃになっている。

「君の推しが実は、○○で、△△だって知ってたかい?裏切りだね、他にも、★★で、××なんだ。」
ワレは、喜々として、楽しそうに、言った。

「え。嘘ですよね。」
匿名Kは、目を疑う表情で、音を出した。

間抜け面してやがる。

おもしれえなあ、絶望した人間の顔ってのはよお。

「君は、3億5000万、貢いだのでしょうが、残虐なものですねえ。復讐したらどうです?」
ワレは、ニチャついた。

「復讐???」
匿名Kは、放心状態である。

「ええ。殺せばいいんですよ。」
ワレは、耳打ちした。

「殺す???」
匿名Kは、殺す、という言葉を咀嚼する。

「ええ。殺すんです、あなたの手で、殺せば、彼女も、あなたのものに、なるのです。」
ワレは、手を大きく、横に広げ、口角を上げた。

「殺す!いいねえ。コロス、コロス、殺して、僕も死ぬ。」
匿名Kは、踊り出した。

翌日

ワレは、匿名Kの後を、透明になって尾行して、一部始終をみていた。

「△◆ちゃん。」
匿名Kは、女に語りかけた。

「なあに?○★くん。」
女は、首を傾げる。

「好きだ。だから、コロス!、一緒に死のう!。」
匿名Kは、ポケットからナイフを取り出すと、女の心臓目掛けて、一突きした。

グさっ

血が流れ、女は、床に倒れる。

「ははは。僕の△◆ちゃん。かわいいねえ。」
匿名Kは、虫の息の女の身体を優しく撫でた。

チュうううううううううううううううううううううう!!!!!

匿名Kは、女の唇に舌を入れ、激しく、キスをした。

「はは。僕と一緒に死のう!。」

匿名Kは、もう息のほとんどない、女の中に入れて、ヤッた。

行為を終えた匿名Kは、笑った。

「ははは。」

匿名Kは、女の冷たくなった右手を握ると、ナイフを右手に持った。

グさ!

匿名Kは、自分の首をナイフで、刺した。

グちょり

血が流れる。

ダラダラ。

ワレは、残虐な人間の行為をみて、爆笑していた。

「人間を、堕とすのは、面白いなあ。ははは。」





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