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日記(2024/11/14)

ウィトゲンシュタインについてのメモを引っ張ってくる。

読書メモをつけておくことはやっぱり大切だなあ、と感じる。自分自身のためだと思って続けているけれど(癖になってんだ、音殺して歩く(のではなくてメモする)の)、そのテーマに関心のある友人のためにあとから役立つときほど嬉しいことはない。

牛乳が美味しい季節になってきた。昔、まだ小さかった弟と一緒に見たアンパンマンで、チーズフォンデュさんというキャラクターのエピソードがあった。アルプス(的な見た目の)の山の上にひとり小屋を立てて住んでいて、たまにホルンを吹いたりする。お腹が空いたアンパンマン御一行様にチーズフォンデュを振る舞っていて、そのとき確か牛乳を加えていた気がする。それを見ていたく感動したあとから、私の牛乳は冬と強く結びついている。世界観のベースがアンパンマンかよ、と思われるかもしれないが、人間は案外そんなものだと思う。

それで思い出したのが吉本ばななと宮崎駿の対談(Youtubeでたぶん今も見られるよ)。宮崎は子どもが映画やテレビばかり見て野山に出て行かないことを憂いて、自責の念も感じているということをよく話している。そんな宮崎に対して吉本は、対談の冒頭から、子ども時代を形づくったもっとも大きなファクターとして宮崎アニメがあり、それを見るために家にいたかった、みたいな話をしていた。宮崎は困ってしまったような苦笑を浮かべていたように思う。アンパンマンでもジブリでもディズニーでも、吉本ばななの世代でさえそうなのだから、現代を生きる我々の世界観には色濃く現れてくる。

夜ごはんはセブンのキムチ鍋。コンビニに向かうときに横着して半袖Tシャツで出かけたのだが、そこまで寒さは感じなかった。

あとどうでもよいけれど、Macのマウスカーソルで範囲指定したあと、その指定された範囲の色がフェードアウトしていく姿に見惚れる。こういうのを「残心」というのだなあ。あゝ。おやすみ。


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