日記(2024/10/25)

今日は朝から嬉しいサプライズがあって、一日幸せだった。とはいえ、明日からはまた、終わりの見えない永劫回帰に逆戻りである。悲しす。友人に薦めてもらった『草祭』を空き時間に少しずつ読み進めている。<けものはら>は読み終えた。

「磁石を引き剥がすような奇妙な感覚を味わう」(28頁)
「電池をもったときに感じる重く生温かい力を感じた」(71頁)
「その夜の時間の進み具合は鉛の塊を引き摺る遅さだった」(同上)

今のところ、質量・温度・時間の描きかたが素晴らしい作品であると感じている。私は「箱庭」という概念が好きなのだが、作者はそれを空間の美の表象に用いていて(17頁)、感性的に合うところがある。薦めてくれた友人にまたしても深く感謝します。

Amazonのセールで買った天然水を飲んでいる。いつもはラベルつきのものをセブンで購入するのだが、それよりいくらか安いし、ラベルが何故か貼られていない分生活感が削減できてよい。生活感はほっといても溢れてくるんだから、こんなところで水増ししてくれなくてもね。もう間に合っているのよ。

私の日記は結局、こういうミニ読書感想文とミニお食事報告がメインになる気がしてきた。いかがなものか。でもそういう生活なのだから仕方がない。食べて本読んで、少しだけ頭と体を使って、たくさん寝る。そういうもん。だよね。