【ニブセキの息子】2022年も、レッツ、導尿!
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。
元日も、導尿は淡々と
元日という晴れがましい日であっても、二分脊椎症の息子3歳に、5回の導尿と、1回の浣腸をしなければならないのは変わりません。いつも通り、淡々と進めなければいけません。
導尿は、自分でおしっこを出すことが難しい人が、おしっこを出すための手段。noteでは今までも導尿の仕方を書いてきましたが、そこで使う道具の名前は紹介しても、具体的にどのような形をしているものなのかをみてもらう機会がありませんでした。
導尿のビジュアル図解!
noteをやっている目的の一つが、二分脊椎症という病気をただただ知ってもらいたいということ。できるだけビジュアルに訴えたほうがよいのではと思い、(さすがにおちんちんは見せられませんが)「四種の神器」と、それを使って流れをお見せしたいと思います。
指導のされ方によって違いはあると思います。実際に導尿が必要になった際は、必ず指導を受けてください。
以下、「きょうの料理」の音楽を思い浮かべながらお読みください。
材料〜1人分・時間10分(目安)〜
・カテーテル1本
・潤滑剤
・清浄綿
・ペットシート(おむつでも可)
① 手をせっけんやハンドソープでよく洗います。
導尿は清潔第一。おちんちんに触れる手は、きれいにしておきましょう。
② カテーテルの紙を半分くらい破り、潤滑剤を塗ります。
カテーテルは一つ一つ、容器に入っています。この紙を破いて、先端に潤滑剤をつけます。潤滑剤は、おちんちんの中にカテーテルを入りやすくし、尿道を傷つけないようにするという意味合いがあるそうです。
カテーテルの容器は、なかなか上手に破れない。
こんな感じになってしまって「もう!」となってしまうのは、導尿あるあるなんじゃないでしょうか。また、容器が不安定なので、コテンとなってカテーテルが床に落ちると不浄とみなされアウト。新しいカテーテルを出し直さなければなりません。
③ 清浄綿の袋を開けて、三枚に分けます。
清浄綿は、おちんちんをふくためのもの。3回使いますので、分けて置いておきます。
④ いよいよ導尿です。左手でおちんちんの皮をむき、右手に1枚目の清浄綿を持って表面をふきます。
⑤ 右手を2枚目の清浄綿でふきとり、きれいにします。
⑥ 左手でおちんちんの皮をむいたまま、右手でカテーテルを尿道に入れます。
半分くらい入れると、おしっこが出てくるので、ペットシートに吸収させます。出が悪くなったら、膀胱を押します。
⑦ 出てこなくなったらカテーテルを少し引くと再びおしっこが出てきます。
⑧ カテーテルを完全に抜き、3枚目の清浄綿でおちんちんをふきます。
おちんちんには、カテーテルにつけた潤滑剤がついている状態です。これをきれいにします。
これで終了です。うまくいけば10分程度。これを、朝イチ、昼前、おやつ前、夕食後、寝る前の5回やっています。
慣れはするけれど、やっぱり手間
昨年の手術入院中から導尿をはじめて約半年。妻も私も、慣れてはきたけれど、たまに失敗はしますし、手間はかかります。外出するにしても、導尿セットをいくつ持っていき、何時と何時に、どの場所で導尿ができるのか、あらかじめ目星をつけなければいけません。
保育園では昼間に導尿をしてくれるところを探し、現在は結果待ちですが、小学校に入るころには自分でできるように訓練することも必要になってきます。
息子にとっての当たり前に
けれど、導尿は息子にとっての当たり前。嫌いにならないような意識づけをしていかないといけないなー、と思っています。今は「レッツ導尿、ちない!」と嫌がられているけれど、それは精神的な成長を待つしかないかなー…