【ニブセキの息子】導尿の日常、楽じゃない

息子2歳の正式な退院を前に、我が家に息子と妻が戻ってきた。自宅で何泊かしてみて慣れて、課題などを退院日に先生と共有して正式に退院…という流れだ。

その「慣れる」ために乗り越えなければならないのが、導尿だ。noteでは何度か紹介してきたが、息子は手術後の排尿管理の中で、おしっこを自分で出す力が不十分であることがわかり、カテーテルを使い人為的に出す「導尿」を一日に5回、することになった。

同じ男であることと、私自身、わりとすぐに手技に慣れたこともあり、自宅での導尿担当大臣に任命されることに。私が自宅にいるときは、私が導尿をする。きょうから本格的に業務が始まった。

朝、眠気まなこで…焦る

1回目は朝7時。眠気まなこで、息子を仰向けにし、潤滑剤をつけたカテーテルを尿道に入れる。最初はいいのだが、途中でうまく入らなくなり焦る。息子は比較的、入りやすい方だと病院では聞いていたが…

焦るあまり、カテーテルを床につけてしまった。こうなってしまうと、カテーテルは捨てて新しいものに交換してやり直さなければいけない。導尿は清潔第一。基本的にはカテーテルの入っていた容器以外は不潔という考えに立ち、カテーテルに触れる手は絶対に消毒し、それ以外のものは何ものにもつけないようにしなければならないのだ。カテーテルは多めにもらってはいるが、限度はある。

息子は導尿中、おとなしいのが救い。なんとかうまくいき、カテーテルからおしっこが出てきた。おむつに吸わせて終了。朝食タイムとなった。

昼前…看護師に見られるプレッシャー

きょうは昼前に訪問看護師さん2人が来てくれた。主にはやり方の確認で、2人に見守られながらの導尿となった。別に焦る必要はないのだが、なぜか緊張してしまう。それでもなんとかうまくいき、終了。お世辞でも、ほめてもらえたのはうれしい。

おやつ前、夕食後…リズム感がつかめてきた?

流れがつかめてきて、いい感じになってきた。

寝る前…ぐずり始める息子

コレは鬼門だ。寝る前にぐずり始める息子を上手になだめ、足などがカテーテルにつかないように慎重を期しての手技。しかし、また途中からうまく入らなくなる。時間がかかるにつれ、息子のぐずり度は増し、焦りが募る。おちんちんやカテーテルの角度を調整しながらなんとか終えたころ、息子は眠りに入っていた。

慣れるまでのご辛抱

ということで、こればかりは数をこなして慣れるということに尽きるみたいだ。自然に、空気のように導尿ができるようになるのはいつの日か。鍛錬あるのみ。


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