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【ニブセキの息子】導尿は、「なるはや」で自立させたい

二分脊椎症の我が息子2歳がこれから付き合っていく導尿。入院中の病棟で、看護師さんにやり方を教わったが、慣れるまではコツがいるなあという印象だ。付き添い入院中の妻は私よりも回数を重ねているが、おちんちんの勝手が分からないので、もっと苦労があるようだ。

導尿とは?なぜ必要か?

導尿とは、自力でおしっこを出すのが難しい人が、カテーテルという管を尿管から膀胱に通し、そこからおしっこを出すというもの。尿を導く。まさに字の如くだ。

膀胱はなるべく空にしておくべきものらしい。膀胱におしっこが溜まりっぱなしになると、膀胱が伸び縮みせずカチカチになるだけでなく、その先の腎臓にまで悪さをするという。それをしないためには、定期的に時間や間隔を決めて人為的におしっこを出す必要がある。その手段が、導尿だ。

手順は多い

導尿は一日数回。我が家の場合は5回。それをずーっと、毎日続けることになる。なんとなくやり方は想像できてはいたが、あらためて聞くと手順は多い。

カテーテルのパックを開けて→カテーテルの先に潤滑剤をつけて→息子のおちんちんの皮をむいてシートで消毒をして→カテーテルを差し込んでおしっこが出るのを待って→出し切ったらゆっくり抜いて残尿がないかどうか確かめて …終了である。

慣れないと、カテーテルがうまく尿道に入らなかったり、カテーテルの出る側が明後日の方向になっていておしっこを撒き散らしたりしてしまう。私もこの手の失敗を重ねた。

早い自立が望ましいワケ

しかし、親として、これはまあ慣れだと思う。課題は、早いうちに導尿を息子に覚えさせることだ。

先生いわく、知的障害がある場合などでなければ、導尿の自立は早い方がいい。

一つは、自分のおしっこの出し方はこういうものだと幼い頃から染み付かせることで、それを当然のもの、個性として息子自身に認めてもらいやすくなること。めんどくさい、嫌なものという認識になる前の段階で、慣れてもらうのが大切みたいだ。

もう一つは、大人になっても親が導尿をするケースにつながらないようにすること。後者はホント?と思われるかもしれないが、自立のタイミングを逃すと、流れで起きてしまうらしい。ひとたび身についた習慣を直すのは難しい。

たしかに面倒だけど…

親としては、導尿は面倒だ。でも、息子にとってはそれが普通という状況をつくりたい。そのためには、やはり早期の自立が大事。私たちが楽になるためにも…。

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