【ニブセキの息子】二分脊椎症の診察は何科?
二分脊椎症は、脳に水がたまる水頭症や、脊椎がつながる腰にこぶができる髄膜瘤に関連が強い。したがって、診察は脳外科を中心にお世話になっている。手術も基本的にこの科が担うことになる。次の手術も脳外科の先生がやってくれることになっている。
しかし、脳外科だけにお世話になっているわけではない。
息子の場合、立ったり歩いたりがまだできないので、そのフォローをしてもらわないといけない。具体的には、医師の指示のもと、装具を作り、改善が進んでいるかを診てもらう。これは整形外科の担当だ。
息子は昼と夜で違う種類の装具を着け、日常生活を過ごしているが、月に何度かは訪問リハビリの理学療法士に来てもらい、歩く練習やマッサージをしてもらっている。これはリハビリの分野だ。
さらに、二分脊椎症の人たちは、排泄や排便に障害がある場合が多いので、膀胱や腎臓の働きがおかしくなっていないか、うんちがたまっていたりしないか、導尿をしている場合は尿道が荒れたりしていないかをチェックしてもらう必要がある。これは泌尿器科。
このように、息子は複数の科にお世話になっているのだ。こう書くと、なんだか面倒そう…たくさんの病院を日々、はしごしないといけないのか?と思われるかもしれないが、そういうことではない。
息子は産まれたときから同じ小児病院でお世話になっている。この病院は外科系や内科系でエリアが分かれており、息子の場合はすべて外科系。受け付けを済ませたあとは、紙に書かれた通りに診療科に行けばいいだけなのだ。しかも、この病院の場合、脳外科、整形外科、泌尿器科が壁で隔てられておらず看護師も共通。同じカルテをサーバーで共有しているようで、医師同士で密に情報のやりとりをしてくれているのだ。次の予約も、他の科の診察日に合わせてくれることが多い。
例えば、ある日は11時から整形外科、その後に昼ごはんを食べ、13時から泌尿器科、終わり次第、脳外科…みたいな具合だ。
診察は、最も多い脳外科で2か月に一回、あとは4か月とか半年あいたりすることもある。頻繁に通わない分、診察日には怒涛のようなスケジュールをこなすことになるが、産まれる前に想像してたほどの頻度ではなかったので、そこはホッとしている。
ただ、長〜〜いスパンでお世話にならないといけないのも間違いない。おそらく、小児病院ではないにしろ、大人になっても通院は必要になるだろうと思う。あまりアクセルを踏みすぎないのがいいのかなあと思う。