【ニブセキの息子】ベビーカーで路線バスに乗ったら
二分脊椎症の息子2歳と再び、路線バスに乗ることにした。この前と同じように、家からバス停までは歩いて、バス停と目的地の間をバスで往復し、再びバス停から歩いて家に戻るという流れを考えていた。
家からバス停までだけでも、歩くのが苦手な息子にはいい訓練になると思っていた。
ところが、外履きをとある場所に置き忘れてしまい、歩いてもらうことが不可能に。急きょ、息子にはベビーカーに乗ってバス旅をしてもらうことにした。
ベビーカーでのバスは初めて
この路線バスにベビーカーで乗るのは初めてなので、どんな感じなのかな〜と、ちょっと心配だった。ベビーカーは折り畳んで乗らないといけないかなーとか、乗車そのものを断られたりしないかなーとか、考えてしまった。
心配は無用だった
結論から言うと、心配は無用だった。乗車時に運転士さんが駆け寄ってくれて、ベビーカーのまま、身障者スペースにヒモで固定してくれたのだ。行きも帰りも同じ流れだったので、このバス事業者はこういう運用で統一しているんだろうと思う。
身障者スペースにはもともと、座っていたお客さんがいたのだが、運転士さんに促されてほかの席に移ってもらっていた。それは申し訳ないと思ったけれど、ちょうど私たちの目線と合う場所で、「大丈夫よ」といった表情をマスク越しにしてくれたので、ありがたかった。息子は室内用の装具をつけた状態だったので、察してくれたのかもしれない。
かくして、私たちは初めてのベビーカーバス旅を楽しむことができた。息子も満足そう。今度は歩く訓練、してみようね。