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子どもたちもスリムな体型が良いと感じるのか

何を「美しい」「望ましい」「かっこいい」と考えるかは,社会のなかで形成されるものだとされます。身体をどのように評価するのかも,生活する中でいろいろな物に触れる中で形成されていくものではないでしょうか。

では,そのような認識は何歳くらいで形成されるのでしょうか。


小学校以前

「身体的スティグマ化」という言葉があるようです。すでに小学校に上がる前の年齢で,子どもたちは平均的な体型やスリムな会計を好んで,太った人に対する評価を下げ,嫌悪感を表明することがあります。

3歳くらいですでに,遊び相手として太った子どもよりも平均的な体型の子どもを選ぶ傾向があるのだとか。

今回紹介する研究は,ポーランドで行われたものです。日本の幼稚園くらいの子どもたちに体型が違うシルエット画像を見せます。この手の研究でよく使われる影の画像ですね。そして,「幸せそうな人はどれ?」とか「カッコいい人はどれ?」とか「お金持ちそうなのはどれ?」など質問をしていき,どの画像を選択するかを調べていきます。

なかなか面白そうな研究ですが,子どもたちはどの画像を選んでいくのでしょうか。こちらの論文を見てみましょう(Does obesity rule out happiness? Preschool children’s perceptions of beauty-related happiness)。

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