2019年6月のまとめ:そろそろ1年
2018年7月の途中から始めたnoteの更新も,もうすぐ1年になろうとしています。
メモのように書いていくことも日常の一部になり,論文を探していくことも以前より普段の生活の中に根づいてきました。また,やはり文章として整理していくことは,自分自身の知識と思考の整理にとってもプラスになっているように思います。
あらためて,世界中には「こんなことに取り組んでいる研究者がいるのか」と感じることができましたし,「自分ももっとチャレンジしていこう」という動機づけにもつながりました。
今月よく読まれた記事
今月投稿してよく読まれた記事を紹介したいと思います。
1位は,内発的動機づけが1つの次元ではなく,中身がいくつかにわかれるということを説明した「いろいろな内発的動機づけ」です。
2位は,とあるネット記事から痴漢について考えた「一割の男性は電車内で痴漢をしたことがある?」です。
第3位は,実際には体型とパーソナリティ特性との関連はほとんど見られないにもかかわらず,ステレオタイプははっきりとでてくるという研究を紹介した「体型でパーソナリティの印象は変わるか」です。
第4位は,「不安と抑うつの共通点と相違点」です。似た概念でもどこかに違う部分があって,その相違点を示すことは互いの理解を進めることがあります。ちなみに見出し画像は,デトロイトにあるフォード博物館に展示してあったKKKの衣装です。
第5位は,「仕事ができる人の性格」です。職に就いた後のパフォーマンスを予測するパーソナリティ特性は何でしょうか。ちなみにこの見出し画像は,江戸東京博物館にある,江戸時代の三越呉服店のミニチュアです。
アクセスグラフ
さて,毎日更新してきてだいたい1年が経ちましたので,1年間の各記事のアクセス数をグラフにして多い順に並べてみましょう。結果は,下の図のようになります。
以前も書きましたが,一部の記事にアクセスが集中して恐竜の首と尻尾のような形になるのが,この手のグラフの特徴です。
では,どんな記事が恐竜の首のあたりにあるのでしょうか。
年間アクセス
現在のところ,いちばんアクセスが多い記事は「遺伝と環境と運命論と自己責任論」です。心理学での遺伝の捉えられ方と優生学の歴史をざっと概観した記事です。
2位は,「同じテーマの本を3冊読んでみてはどうかという話」です。タイトルそのままなのですが,ある程度知識を固めるためには,同じテーマで3冊くらい本を読んでみてはどうかという提案です。
3位は,インポスター現象について書いた「成功しているのに本当ではないと感じる」です。
4位は,「知らないうちに身につける隠れたカリキュラム」です。教育を受けると,教えてもらった内容以外にも明示されないいろいろな情報を身につけることになるという話です。
第5位は,「マインドセットは本当に学業成績を向上させるのか」です。今やいろいろな場面で使われるようになった「マインドセット」です。ビジネス書や自己啓発本,就活関連本や勉強法の本などでも,おなじみの概念ではないでしょうか。ところが,マインドセットが学業成績を本当に向上させるのかというメタ分析を行った研究によると……という話です。
月額マガジン
去年の夏の終わり頃から,月額マガジンを運用してきました。当初は,マガジン読者だけが読むことができる記事には,無料範囲が設定できなかったのです。でも,月額マガジンに入れつつ,無料で読める範囲は指定したい。そこで,有料記事にしつつ月額マガジンにも記事を指定するという方法をとっていました。
でも今年に入ってから,noteでは金額を設定せず月額マガジンに入れる記事でも,無料範囲を設定することができるようになりました。そこで,過去の記事も少しずつ,月額マガジン読者であれば読めるように各記事の設定を変えています。
今後も,過去の記事も月額マガジン読者の皆さんであればアクセスできるように設定を変えていこうと思っています。1つずつ記事の設定を変えていかなければいけませんので,一気にはできませんが……お待ちください。
アクセス数と売り上げ
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