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離婚が多い月

海外では「クリスマスを実家で暮らして夫婦仲が悪くなるパターンがある」ということを書かれたツイートを見て気になりました。

離婚が増える月って,あるのでしょうか。

日本の場合

日本だとe-statで人口動態統計を見ればすぐわかりそうと思ったのですが,まとめたサイトを見つけました(1年で離婚が最も多い月と離婚が最も少ない月)。

そのサイトによると,1年のうちで離婚件数が一番多くなる傾向にあるのは「3月」ということです。やっぱり年度の変わり目ということですよね。

どうして年度の変わり目に多くなるのか......合っているかどうかはわかりませんが,ひとつは子どものことがあるのかなと想像します。転校や卒業などを考えると,やっぱりこの時期を選択してしまいそうです。

ちなみに1位以外はあまり大きな差がなく,毎年とにかく3月が多くなる傾向があるということだけは,はっきりしていそうです。

アメリカの場合

日本以外だとどうなのでしょうね。アメリカのデータをまとめて発表した研究がありましたので,それを見てみましょう(Is divorce seasonal? UW research shows biannual spike in divorce filings)。

アメリカの社会学者と博士課程の院生が,ワシントン州の2001年から2015年の離婚件数を分析したそうです。

その結果,毎年安定して「3月」と「8月」に離婚のピークが見られたということでした。8月は夏休み期間ということと,学校の年度替わりの時期ですよね。ということは,日本の3月がアメリカの8月に当てはまりそうです。

そして3月は???実はこれが,「クリスマスや年末年始を一緒に過ごして関係が悪化するパターン」に当てはまるのかもしれません。さすがにクリスマスや年末年始に離婚しようとはあまり思わないでしょうが,そこから少し経った頃になると離婚しやすくなるということでしょうか。

それに,州や学校にもよりますが,3月にはSpring breakがあって1週間程度休みになるのですよね。8月も3月も,そういう「休みの期間」というのが,離婚のきっかけになるのかもしれません。

というわけで,最初に示した「クリスマスを実家で暮らして夫婦仲が悪くなるパターンがある」というのは,あながち荒唐無稽というわけでもなさそうなのです。

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