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収入によって性格の変化の様子が違ってくる
お金持ちたちと,そうではない人々とでは,年齢とともに性格は変わってくるのでしょうか。それとも,最初からそういう性格だからお金持ちになったのでしょうか。あるいは,お金持ちになることと特有な性格の変化との間には,何か共通した背景要因があるのでしょうか。
性格が年齢とともに変化していくという,多くの研究知見が世界中で報告されています。そして,研究結果については,細かく見ていくと矛盾する点もあったりするものです。
遺伝と環境
パーソナリティ特性そのものが遺伝と環境によって形成されるのと同じように,パーソナリティ特性の「変化」の仕方も遺伝と環境の両方の影響を受けると考えられます。ある遺伝状態であることが,ある年齢であるパーソナリティ特性をより高めたり低めたりする可能性があるのです。しかし,パーソナリティ特性の変化を考えると,環境要因が非常に重要なのは言うまでもありません。
そして,さらに重要なのは,遺伝と環境との相互作用です。パーソナリティの発達は,短期的な状況の変化と,それに適応する自分自身の変化が蓄積して少しずつ変化していくものだと考えると良いのではないでしょうか。実際に,比較的短期(とはいえ数か月くらい)の介入によってパーソナリティ特性が変化していく研究や,社会的な移動(就職や進学など)によって変化する研究も報告されています。
所得による変化の違い
所得の多さによって,年齢に伴うパーソナリティの変化に違いが生じてくるのでしょうか。今回は,アメリカで18年間にわたって3回行われた調査を使って,個々人の変化の違いを検討した研究を見て見ましょう。
では,こちらの論文です(Income moderates changes in big-five personality traits across eighteen years)。
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