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仕事でスマホをいじってしまう人々の様子
スマートフォンは,もう私たちの生活に欠かせないコミュニケーションツールのひとつになっています。スマートフォンはすでに「電話」ではなく,常に画面を通じて誰かとつながっている,ソーシャルメディアのツールとなっています。これだけ日常的に誰かとつながりをもつ時代は,これまでになかったのではないでしょうか。
ファビング
自分のスマホなどモバイル端末に気を取られて,目の前で話している人の内容や取り組まなくてはいけない課題から気をそらしてしまったり,スマホをいじりながら人と会話をしたりする様子は,よく見られます。これをファビング(phubbing)といいます。
ファビングは人と人との会話や人間関係に悪影響を及ぼす可能性があると,研究で示されています。ファビングが伴うと,コミュニケーションの質の低下,疎外感を抱くといった可能性があります。
職場
ファビングの研究は,恋愛関係や友人関係,親子関係をフィールドとしたものが多いようですが,職場をフィールドとしたものはあまりなさそうです。しかし,上司がスマホをいじりながら部下に相対しているような様子って,アメリカのドラマや映画でよく見かけるのではないでしょうか。
一方で,同僚同士のファビングについて検討した研究も,あまりなさそうです。同僚同士の良い関係性は,個人の幸福やグループの結束,生産性の向上などさまざまな影響を及ぼします。ファビングは,これを阻害する要因となりそうです。
職場のファビングについて,電気技師や医療従事者を対象としてインタビューを用いた研究が行われています。同僚同士のファビングを,どのように受けとめているのでしょうか。こちらの論文を見てみましょう(Co-worker phubbing: A qualitative exploration of smartphone use during work breaks)。
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